現役鉄道マンによる鉄道雑学のブログ

趣味で鉄道好きな人はもちろん、就職・転職等で鉄道業界に興味がある人もどうぞ! 現役鉄道マンが、鉄道の雑学や裏話を語ります。

鉄道会社への就職 「コネ」が強い会社もある

こんばんは、現役鉄道マンのKYSです。

就職活動関係の記事、今日のテーマは「コネ入社」です。
なかなかに際どい話題です(笑)

現在、失業率は下落傾向とはいえ、それでもまだまだ就職が厳しい世の中。
頑張って就活しても、内定が全然取れない学生も多いと思います。

そういう人から見れば、きっとコネ入社はあまり愉快なものではないですよね。

自分は頑張って就活しているのに内定が取れない……
なのに、コネを使って簡単に内定を取りおって……
おのれえぇぇ……

みたいな(笑)

まあ、私も就活では苦労した人間なので、コネ入社を快く思わない気持ちはわかります。

さてさて、鉄道会社にもコネ入社が存在するのでしょうか?

 

大手ならばコネ入社は普通の話


結論から言ってしまえば、「大手の鉄道会社ならば、コネ入社は普通にある」です。
というか、私の先輩にも「コネを使って息子を入社させた」という人がいます。
おいおい(笑)

具体的な会社名を書くのは控えますが、関東大手一角の某会社は、コネ入社が多いことで昔から有名でした。
真偽はともかくとして、「コネがない人は入社できない」とまで言われていたくらいです。
(現在でもそうなのかはわかりませんが)

大手の鉄道会社なら、多かれ少なかれコネ入社があると思って間違いないです。

中小ではコネ入社は少ない


対して中小の鉄道会社では、コネ入社はあまりないと思ってよいでしょう。

中小の鉄道会社は、そもそも採用人数が少ないので、コネ入社の余地自体があまりないことが一つ。

それから――コネを使って縁者を入れるためには、社内である程度地位が高い人でないと無理ですよね。

実は、中小鉄道会社の“お偉いさん”には、近隣の大手私鉄やJRからの出向者が少なからずいます。
そういう人が「縁者を鉄道会社に入れたい」と思ったときに、「出向先」である中小鉄道会社に入社させるでしょうか?
「出向元」である親会社の方が大きいわけですから、そちらに入れたいと思うのが自然だと思います。

まあ要するに、中小鉄道会社には、コネを使ってまで入社させたいというモチベーションが働かないのですね。

こうした理由で、中小は大手に比べればコネ入社は少ないです。

この手の「内情」はOB・OG訪問で聞くしかない


リクナビなどで各社の採用情報を閲覧してみると、「今年の採用予定人数」が記載されています。
これがコネ採用の人間まで含めたものなのか、それともコネ採用は除いた数なのか、そこまではちょっとわかりません。

もし、その数字が「コネ採用も含んだ数」だとすれば、採用試験の“実質倍率”は上がります。

コネ採用が幅をきかせている会社なのか否か、そのあたりの事情については、会社説明会で質問するわけにはいかないですよね。
OB・OG訪問のときに、職場の人間関係などの話にかこつけて、それとなく聞いてみるしかないでしょう。

コネ入社は一概に悪いとはいえない


ただ、冒頭では「愉快なものではないですよね」などと書きましたが、私はコネ入社は一概に悪いことではないと思います。

私はこのブログでいろいろと鉄道会社の“内情”を書いていますが、コネがある人は、こうした情報に触れる機会も多いはずです。
ですので、入社してから「こんな仕事だとは思わなかった」とギャップで辞めてしまう可能性は低いのではないでしょうか。

また、コネ入社の人間が簡単に辞めてしまうと、紹介者のメンツを潰すことになるので、そういう意味でも離職を防ぐ有効な手段ではあります。

結局、会社にとって大切なのは「役に立つ人材かどうか」であって、極端な話、入社の経緯はどうでもいいわけです。
「俺のオヤジは偉いんだぞ」などとコネを振りかざして威張る人は論外ですが、キチンと仕事をこなせる人材ならば、コネ採用も大いにけっこうだと個人的には思います。