今回は息抜きがてら、当ブログで初めてとなる「一般の時事ネタ」に挑戦。鉄道ネタではないので、ご注意ください。
いよいよ、コロナワクチンの接種が進み始めました。私の家族も、父親が予約完了。妻の父は、一回目の接種完了。
鉄道会社でも、JR東日本・西日本・東海や近鉄は、職域接種を行うことを発表しています。
子どもや若者がコロナで死亡する確率は極めて低い
このように、世の中ではコロナワクチン接種が加速中です。が、私は今のところ、接種は様子を見てからにしようと考えています。ちなみに、妻も「打たない」と言っています。
早い話、私くらいの年齢(高齢者ではない)なら、わざわざワクチンを打つほどのウイルスじゃないなと……。
これは数字を見れば一目瞭然ですが、コロナは年齢と危険性が比例しています。ようするに、高齢になるほど重症化や死亡のリスクが上がる。ですので、高齢者は打ったほうがいいでしょうね。
逆に言うと、子どもや若者にとっては危険性が低いウイルス。実際、2021年5月31日現在、未成年の死者は1人もいません。
(にもかかわらず、コロナ禍で一番割を喰っているのが未成年なわけで……)
私は高齢者ではなく、さらに基礎疾患もないので、重症化や死亡の危険はほとんどゼロと言っていいでしょう。それなのに、長期的な安全性が未知の、まったく新しいタイプのワクチン(後述)を打つのは、ちょっと抵抗があります。
私の年代だと、交通事故などで死ぬ確率のほうが高いはず。
「電車通勤でコロナに感染するのが怖いので、マイカー通勤に切り替えました」なんて言ってる若者がいましたが、そりゃアンタ、死亡する確率を上げてるんじゃないか……。
遺伝子ワクチンとは?
すみません、話が逸れました。
さて、現在使用されているコロナワクチンですが、インフルエンザワクチンなどとは違うまったく新しいタイプのものです。ビックリしたのですが、職場でも、このことを知っている人が全然いません。みんな、インフルエンザワクチンや子どもの予防接種と同様に考えているようで……。
そこで、医学素人の私が、本などで得た知識をもとに説明に挑戦!
たとえばインフルエンザワクチンの場合、有精卵で培養したウイルスを、無害化処理したうえで体内に入れます。すると身体は、「これがインフルエンザウイルスか」と学習して、免疫を獲得する。
これは、不活化ワクチンと呼ばれるタイプのものだそうです。
で、今回のコロナワクチンは不活化ワクチンではなく、遺伝子ワクチンというものです。
不活化ワクチンでは無害化されたウイルスを身体に入れますが、遺伝子ワクチンで身体に入れるのは、いわば「ウイルスの設計図」。身体はウイルスの設計図に従って、体内で擬似コロナウイルス(もちろん無害)を作り出します。あとは不活化ワクチンと同じで、身体が「これがコロナウイルスか」と学習して、免疫を獲得する。
うーむ、なるほど。
体内に入れるのが「無害化されたウイルス」か「ウイルスの設計図」か、という違いですね。
で、この遺伝子ワクチンを人類に本格使用するのは初めてらしいです。よって、「長期的な安全性が不透明」という見解があります。10年20年経ってから、身体に何らかの影響が出てくる可能性もゼロではないわけ。
もっとも、ワクチンの安全性は、実際に人体に接種してみないとわかりません。ですので、「安全性がどうなんだろうね」という理由で誰も打たなかったら、いつまで経っても安全性が判明しないのですが……。
慌ててワクチンを打つ必要性を感じない
コロナに感染すると数十%の確率で死ぬというなら、安全性の心配は後回しで、とにかくワクチンを打つべきでしょう。
また、こんなことを書いたら怒られるかもしれませんが、高齢者なら先が短いので、長期スパンでの不具合が発生しても、そこまで影響は大きくない。
しかし、実際の死亡率は低いですし、私はまだ先が長い年齢なので、長期スパンでの不具合が起きたら困ります。ですから、自分は慌ててワクチンを打たなくてもよいグループ、というのが自分なりの結論です。
問題は「ワクチン打つべし」という職場での同調圧力に抗えるかですが、私はそういうの気にしないタイプなので大丈夫(笑)
ゼロコロナになることはありえないので、今後もコロナは続くでしょう。ワクチン接種も続き、そのうち安全性も判明してくると思います。その頃になったら、私も歳を喰ってリスクが高まってきますから、そこで打てばいいのでは、と考えています。
なぜコロナばかりが特別視されるかが謎
ここまで読んで、「お前はコロナをなめすぎ」と思う人もいるでしょうが、コロナだけ特別視されている理由がよくわからないですね。
たとえば、インフルエンザは毎年数千人から1万人が亡くなるそうです。
(しかもコロナと違い、ワクチンや薬があったうえでの数字)
また、ジャンルが違うので一概に比べるのは変かもしれませんが、タバコって、毎年どれくらいの死者を生んでいるか知ってます?
タバコは心臓病や脳卒中など、さまざまな病気の原因になりますが、厚生労働省の資料によれば、タバコ(能動喫煙)による死者数は毎年約13万人(推計)だそうです。また、受動喫煙でも毎年約15,000人が亡くなっていると推計されています。コロナよりも、はるかに多い死者数です。
コロナで大騒ぎするなら、インフルエンザやタバコだって大騒ぎするべきだと思うのですが……。「インフルエンザの感染拡大を抑えるため、国民は自粛を!」「タバコに起因する病気で、今日は全国で300人も死亡しました。タバコまじ怖ぇぇぇー!」みたいに。
でも実際、そんなふうに騒がれたら、ほとんどの国民は「?」となるはずです。
もちろん、新型コロナは「未知のウイルス」でしたから、当初は特別視して厳重に対策するのが正解だったでしょう。しかし、1年以上経ってデータや経験が蓄積され、季節性インフルエンザと比べても、そこまで脅威的なウイルスでないことがわかってきたはずです。
インフルエンザ並みの扱いに“格下げ”するなりして経済を再開させないと、取り返しのつかない事態になるのでは、と心配です。