現役鉄道マンによる鉄道雑学のブログ

趣味で鉄道好きな人はもちろん、就職・転職等で鉄道業界に興味がある人もどうぞ! 現役鉄道マンが、鉄道の雑学や裏話を語ります。

石油輸送列車の運転は〇〇が難しい

こんにちは、現役鉄道マンのKYSです(^^)
最近は真面目な話題が続いているので、今日は息抜き。

「鉄道グループ」のブログをいろいろ拝見させていただいてますが、やっぱり貨物列車の話題や写真は多いですよね。

というわけで、このたび「貨物列車」のカテゴリー作ってみました!

記念すべき一発目の本日は、「石油輸送列車」についての雑学を書こうと思います。 

 

初心者への解説 石油輸送列車とは何ぞや?


突然ですが、こちらの車両の絵をご覧ください。 
ブログを開設してから、初めて画像を使ってみました。

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自作の絵ですが、別にみなさんの笑いを取りにいってるわけではなくて……(汗)
ましてや、喧嘩を売っているわけでもなくて……(汗)
「ひどい」という声が聞こえてきそうですが、それは脇に置いといて……(←おい)

この絵の車両、誰でも一度は見たことがあると思います。

これはいわゆる「タンク車」で、中に石油などを入れて運ぶための貨車です。
(正式な用語では「タキ車」といいます)

さて、我が国では、基本的に石油は海外からの輸入に頼っていますよね。
石油は船で運ばれてくるので、まずは港が到着地となります。
そして、港から内陸に石油を運ぶための一手段として、石油輸送列車というものが運転されているのです。

液体を運搬する難しさ


さて、ここからが雑学。

この石油輸送列車、運転士に言わせると「ブレーキ操作が難しい」のだそうです。
なぜかというと、「タンク内の石油が揺れるから」

言われてみれば当然ですが、液体である石油は、運転中の振動により、タンクの内部でタップンタップン動いているのです。
この液体の揺れのせいで、ブレーキでの減速中に後方からの“追衝撃”が発生するので、ブレーキ操作は一筋縄ではいかないのだとか。

タンク内は仕切られている


このタップンタップンを抑えるために、タンクの内部には仕切りが設けられています。
もしペットボトルみたいに、端から端まで液体が動き回れる構造だと、石油の揺れがひどくてエライことになります。
内部に仕切りを設けることで、石油が“暴れる”のを少しでも防ごうとしているわけですね。