これだけタラコがあったら、ごはん何杯でも食べられるね! え? 20杯や30杯は無理だろう? うるせぇよ!
タラコ色は「昔」を象徴するカラーリング
鉄道に詳しくない人のために解説しておくと、↑の車両の塗装に使われている朱色、鉄道ファンの間ではタラコ色と呼ばれます。この色にカラーリングされた車両のことを、タラコと呼んだりします。
昔の気動車(ディーゼルカー)は、このタラコ色で塗装されているケースが多く、ようするに「昔」の象徴とも言える色なのですね。
私が子どもの頃は、あちこちでタラコを見ることができましたが、令和の現代では滅多にお目にかかれなくなってしまいました。が、いまだに国鉄時代の面影が濃く残っているJR西日本岡山地区では、比較的簡単にタラコと会うことができます。
もっとも、岡山地区の気動車は全てタラコというわけではなく、当然ながら他のタイプも存在します。
ですから、冒頭のタラコ軍団の写真の中に、辛子明太子クリームやレールバスが混ざってしまっても、別に不思議ではないのです。タラコ一色が撮れたのはラッキーでした。
国鉄王国・岡山にも終焉の波が……
岡山といえば、長年、国鉄王国(?)と呼ばれ、国鉄時代に作られた車両がいまだに多く走っている地区です。
しかし最近、ついに新型車両の導入が発表され、国鉄王国にも終焉の波が訪れようとしています。気動車ではなく、まずは電車から置き換える(淘汰する?)ようなので、まだ何年かはタラコ大軍団を見ることができるでしょう。
ところで、岡山名物といえばきびだんごですが、ウチの妻は、「サトウキビで作っているからきびだんご」と思っていたようです。妻よ、サトウキビじゃなくて穀物のキビ(黍)だぞ。
もっとも、現代の土産用きびだんごには、キビは少ししか含まれていません。むしろ砂糖の方が多く入っており、「サトウキビで作っている」との表現は、あながち間違いでもないですが……。
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