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京阪電鉄の駅そば店『麺座』 優しいながらも満足感が得られる汁

駅構内で営業する駅そば店。鉄道会社が、グループ会社を通じて運営しているケースが少なくありません。

この鉄道会社系列の駅そば店、関東と関西で面白い違いが一つあります。関西私鉄では、「社名 + そば」という名前が多いのです。

  • 阪急そば(注:現在は消滅)
  • 阪神そば
  • 南海そば
  • 山陽そば

対して、関東私鉄では見かけませんよね。西武そばとか、東急そばとか。どうして関西私鉄だけ「社名 + そば」のパターンが多いかは不明ですが、一つの特徴ではあります。

で、なぜ「京阪そば」はないのか?

関西大手私鉄の一角・京阪電鉄。いや、京阪電鉄が経営する駅そば店自体は存在します。その名は『麺座』。店名に京阪の文字はナシ。だから何やねん! と言われればそれまでですけど……(^^;)

前振りが長くなりましたが、今回の記事は『麺座』の食レポです。私が立ち寄ったのは、中書島駅の店舗。コンコースではなく、ホーム上にあります。

やっぱ駅そば店は、ホーム上にないと雰囲気出ないよね(などと申しており……)

セットメニューが充実している印象 珍しい「にしんそば」も

『麺座』の中書島駅店。支払い方式は、いわゆる券売機スタイル。そして立ち食いではなく、全席に椅子があります。決して広い店舗ではないので、客で混んでいるときは椅子が邪魔になるのでは……と部外者ながら心配になったりします。

券売機の前に立ち、ザッとメニューを眺めます。おお!? にしんそばがある。駅そばでは珍しいのでは。麺 + ご飯もののセットメニューも、けっこう充実している印象です。

店舗の外にも「○○セット」をアピールする紙がいくつも貼られていた

そんな中、私が選んだのは……かき揚げうどん450円。

Q.なぜ、かき揚げうどんにしたのですか? どこでも食べられると思うのですが……
A.いやー、手が滑ったというか。ボタン押した瞬間に「あっ、他のにすればよかった」的なアレですね。囲碁や将棋でもあるじゃないですか。ハハハ。

店員さんに食券を渡して着席。テーブルにコップと水差しが置いてあります。前述の通り、それほど店舗面積が広くないので、給水機を置くスペースや客の動線を考えて、そうなっているのだと思います。

優しいながらも薄さ・物足りなさを感じさせない汁

かき揚げうどんが完成し店員さんに呼ばれます。丼は、お盆に載せられた状態で渡されます。セットメニューが多いので、onお盆がデフォなのでしょう。

いただきます。まずは汁を一口。

おお、優しい味だ

色が薄い点 + お味は、いかにも関西の汁。ただ、味が薄っぺらいとか物足りないとか、そういう感は全然ありません。

個人的な意見なんですが、関東~東海の汁は、濃いので全部飲もうとするとけっこうシンドイ。じゃあ私は関西の汁が全面的に好きかというと、そういうわけでもなくて、物足りなさを感じる場合もあります。その点、この麺座の汁は、最後までスッと入ってきながら満足感も得られるバランスの良さを感じました。

麺は特筆すべき点はなし。スーパーで1玉20~30円くらいで売ってる生麺的な食感です。

かき揚げは、人参と玉ねぎのスタンダードなタイプ。ただ、食感はカリッではなくフニャッとしています。あ、不味いと言っているわけじゃないですよ。かき揚げ単品で食べるなら、確かにフニャフニャはいただけませんが、うどんに載せて食べるなら別にいいんじゃね? が私の意見。

かき揚げのサイズもそれなりで、大人の手をグーにしたくらいの大きさ……いや、「猫の手」の形にしたくらいの大きさはあるか。ですので、けっこうお腹が膨れました。

この味・この量で450円なら、コスパは良いんじゃないかと思います。ごちそうさまでした。

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