私には、どうしても忘れられない出来事がある──
今日は短い記事ですが、私が運転士時代に経験した驚きの話をさせてください。私が運転士をしていたのは、もうだいぶ前ですが、これだけは何年経っても忘れられません。たぶん一生忘れないと思う。
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──その日、その区間を、私は100㎞/hくらいで列車を走らせていました。けっこうなスピードですね。
その区間は、一般道と並走しています。片側二車線のけっこう大きな道路です。私が運転する列車は約100㎞/hなので、当然ですが道路を走る自動車を追い抜いていきます。HAHAHAHA☆ 遅い、遅すぎるぜ! まるで車がカメのようだ! 気分よく列車を快走させていると……
⊂二二二( ^ω^)二⊃ ビューン!!
横から車に抜かれた
( ゚д゚)
( ゚д゚ )
( ゚д゚)
( ゚д゚ )
( Д ) ゚ ゚
はあぁぁぁぁ!?!?
列車の運転中にリアルで「はあぁぁぁ!?」と声が出てしまったのは、私の運転士人生でもこの一回だけです。
誤解のないように再度申し上げますが、並走しているのは高速道路じゃないですよ。一般道です。約100㎞/hで走っている私の列車が、一般道を走る自動車にアッサリ抜かれました。相手の自動車、優に110㎞/h以上は出ていたのではないでしょうか。なにコイツ、パワフルダッシュキノコでも使ってんの?
言うまでもないですが、一般道を100㎞/h以上で走るなど違法以外の何物でもありませんから、みなさんは真似しないようにお願いします(笑)