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食べると乗り物酔いしなくなる羊羹? 『ふしぎ駄菓子屋・銭天堂』

我が家では、テレビといえばNHK教育がほとんどです。別に教育に良いからではなく、ウチの娘がNHK教育の番組が好きだから、というだけ。

ニュースやワイドショーは、ほとんど見ないですね。相変わらずの「コロナ怖い怖い報道」が鬱陶しいので。NHK教育以外にチャンネルが変わるのは、日曜朝の『暴太郎戦隊ドンブラザーズ』や、金曜ロードショーでジブリ映画が放映されるときくらいでしょうか。

必然、アニメもNHK教育モノばかりになります。たとえば、児童小説が原作の『ふしぎ駄菓子屋・銭天堂』。

食すことによって、その人の悩みを解決してくれる(望みを叶えてくれる)不思議な駄菓子。それを売るのは銭天堂店主・紅子……というストーリー。第54話のテーマは、なんと乗り物酔いでした。

新幹線で乗り物酔いする人は少ない……気がする

オムニバス形式で話が進む『ふしぎ駄菓子屋・銭天堂』。第54話のゲストキャラ・米原百合子サンは、乗り物酔いしやすい体質。遠くに引っ越した友人・莉子に会いに行くため新幹線に乗ったのですが、案の定、乗り物酔いでゲロゲロ状態。

『ふしぎ駄菓子屋・銭天堂』アニメ公式サイトより抜粋

そこに偶然乗り合わせた銭天堂店主・紅子は、百合子サンに駅弁……ではなく「酔わんようかん」という不思議な駄菓子をあげます。これを食べると、二度と乗り物酔いを起こさないらしい。

『ふしぎ駄菓子屋・銭天堂』アニメ公式サイトより抜粋

個人的な感覚ですが、バスや船に比べると、新幹線で乗り物酔いを起こす人は、あまりいない気がします。上下左右の不規則な揺れが、圧倒的に少ないからです。

私はそれこそ、東海道・山陽新幹線なら0系の時代から、東北・上越新幹線なら大宮が始発駅だった時代から新幹線に乗っていますが、酔ったことは一度もありません。

それから、「鉄道 酔う」といえば、「自然振り子」と呼ばれるシステムを採用していた車両の話は欠かせないでしょう。カーブを高速で曲がれるように車体が内側に傾斜するのですが、これが不自然な揺れとなって酔いを誘発しやすい、というのが通説です。

岡山~出雲市を結ぶ特急やくもで使用されている381系は、酔いやすい車両として有名ですね。「やくも」ならぬ「はくも」と揶揄されることも。ただ、私は381系に何度も乗ったことがありますが、酔った経験はゼロ。

「ゆったりやくも」と銘打っているが、ぐったりする人も少なくないらしい

乗り物酔いしやすかった私でも「新幹線酔い」はゼロ

では私は乗り物酔いに強い人間かというと、そんなことは全然なくて、子どもの頃はよくバス酔いや船酔いをしていました。遊園地でコーヒーカップを調子に乗ってグルグル回しまくったら、降りてから気持ち悪くなって吐いたことも。

忘れられないのが、少年野球をしていたときのこと。その日は山奥の相手校へ遠征だったのですが、保護者の車に乗ってクネクネの山道を走りました。到着したときには、車酔いでヘロヘロに。

もっとも、私だけではなくて大半のチームメイトが車酔いでダウンしましたが(笑) アップもできずに、試合開始まで横になっていたことを覚えています。

大人になった今では大丈夫ですが、子どもの頃の私は、むしろ乗り物酔いしやすい体質だったかもしれません。そういう私でも、新幹線酔いを起こしたことは一度もないのです。

しかも、昭和~平成前期の昔より新幹線の乗り心地は格段にアップしましたから、現代で新幹線酔いを起こす人(百合子サン)は、けっこう珍しいかもしれません。

体質だからどうしようもない、と言ってしまえばそれまでですが、日常生活のなんでもない場面で苦痛を感じることが多そうで、これは可哀想ですね。

「酔わんようかん」で乗り物酔いが治まった百合子サンだが……

それにしても百合子サン、自分が乗り物酔いしやすい体質と知りながら、新幹線に乗って遠くの友人に会いに行くのだから、友達思いのエエ子や( ノД`)

さて、紅子から貰った「酔わんようかん」を食べた途端、嘘のように新幹線酔いが治まる百合子サン。車窓からの風景を楽しんじゃう。友人の莉子に会い、一緒に遊園地へ。調子こいてメリーゴーランドにも乗っちゃう。

ところが、帰りの新幹線では気持ち悪くなって吐き気を催す百合子サン。おかしい、「酔わんようかん」を食べれば、二度と乗り物酔いしないはずでは……。

これは「酔わんようかん」の説明書きを最後まで読まなかったために、不適切な使い方をしてしまったからでした。「乗り物酔いは起きないはずだから、つわりによる吐き気かも」と思った私は、心が汚れているようです。

耳の穴の奥に内耳(ないじ)という器官があります。内耳(=正確には、内耳の中にある三半規管や平衡班)には、身体の動きや頭の傾きを検出する、センサーのような機能があります。

たとえば、「頭を右回転させている」「首を左に傾けた」という感覚は、目を瞑っていてもわかりますよね。これは、内耳が身体の動きや頭の傾きを検出しているからです。

この内耳ですが、不規則な揺れの中では働きが悪くなるそうです。その結果、「目からの情報」と「内耳からの情報」の間でズレが生じ、脳が混乱する → それが吐き気などを引き起こして乗り物酔いになる……というメカニズムらしいです。

このメカニズムに従えば、乗り物酔いを起こさないためには「目からの情報」をシャットアウト、すなわち目を閉じてしまえばよい、という理屈になりますが、はたしてそれで効果があるのか。うーん、個人的には微妙な気がする……。

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