まもなく7月ですね。
ウチの鉄道会社は、7月といえば人事異動の季節です。
「えっ、異動って普通は4月でしょ?」
そうですね。
世間一般では、人事異動は4月という会社(業界)が多いと思いますが、鉄道会社には異動が7月という会社が少なくありません。
だいたい1ヶ月くらい前、つまり6月初旬くらいには異動先が決定して、7月1日付で発令という形です。
ですから、この時期の社内は「あいつ、○○に異動だってよ」みたいな話題が飛び交っています。
仕事よりも社内人事に興味がある(!?)のは、どこの会社も一緒ですね。
7月異動はなかなか理に適っている
4月異動だと、新年度のバタバタと異動が重なってしまい、けっこう大変なこともあるでしょう。
7月異動は、新年度が一息ついたタイミングという意味はあります。
また、3月決算の会社の場合、決算発表や株主総会は6月頃のケースが多いでしょうから、それらの業務が終わるタイミングでもありますね。
それから、最近話題になっている引っ越し業界の人手不足。
4月からの新生活に備えて3月は引っ越しラッシュになりますが、引っ越し業界の人手不足が原因で、予約が取れなかったり、料金の高騰を招いたりしています。
7月ならば、こうした引っ越し業界の都合に巻き込まれることはありません。
(まあ、クソ暑い時期なので大変ですが)
このように、7月が異動の時季というのは、なかなか理に適っているわけです。
出向元と異動時季を合わせる第三セクター鉄道
ちなみに、第三セクター鉄道には、JRや大手私鉄からの出向を受け入れている会社が少なくありません。
この手の三セク鉄道だと、「現場社員」の異動は、JRや大手私鉄の異動と同じ時季になっているらしいです。
出向者が帰ったり、新しい出向者が来るので、自社の異動時季もそれに合わせているわけです。
対して、地元の地方自治体から出向してきている「事務系社員」は、地方自治体に合わせて4月が異動のタイミング。
そういう三セク鉄道では、異動が「事務系社員=4月、現場社員=7月」になったりするのですね。
私、このたび異動に……
ところで……なぜ私が突然このような人事異動の話題を出したのか?
察しの良い読者の方は「もしかして……」と思っているかもしれません。
なんと私、このたび————
現在の部署を離れて————
新しい部署に異動することに————
なってません
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