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【鉄道会社への就職】鉄道マンは遅刻をすると大変なことに!

このブログでは、鉄道会社への就職を目指す学生さん向けに、役に立ちそうな情報をいろいろ書いてきました。みなさんが希望の仕事に就けることを祈っています。

ただ……残念ながら、人にはやはり向き・不向きがあります。鉄道会社に向かない人も、当然いるわけです。

では、どういう人が鉄道会社に向いていないのか? 知りたいですよね。それによって、鉄道会社に向いている人の像を、逆説的にあぶり出すこともできると思います。

ここでは駅員・車掌・運転士といった、いわゆる「現業職」について考えます。事務系の職種で入社する人には、該当しない内容ですので、その点はご承知おきください。

ズバリ鉄道マンに不向きな人とは?

あくまで私の考えるところですが、鉄道マンに向かないのは次のような人です。

  1. 遅刻グセのある人
  2. 声の小さい人
  3. よく体調を崩す人

「これって、別に鉄道会社に限った話じゃないのでは……」と思った人、確かにその通りです(^^;) ただ、これらに該当する人は特に鉄道マンに向いてないと思うので、あえて書いた次第です。

一つずつ解説していきます。今回は「遅刻グセのある人」。

遅刻して注意だけで済むことは絶対ない!

「オイオイ困るよ、遅刻しちゃあ」
「寝坊してしまいまして……申し訳ありませんでした」
「まったくしょうがねえなあ、今後は気を付けろよ」

世の中、どこにでも遅刻する人はいるものです。もちろん、鉄道会社も例外ではありません。運転士や車掌にも、始業時刻に遅刻する人がいます。
出勤遅延という呼び方が業界では一般的です)

しかし、鉄道会社は、遅刻には非常に厳しい対応をします。上の会話のように、注意してそれで終わり──ということは絶対にありません!

まず、遅刻者に対して、徹底的な事情聴取が行われます。

  • 何時に就寝したか
  • 目覚ましは間違いなくセットしたか
  • 目覚ましはちゃんと鳴ったか
  • いつもと違う点はなかったか
  • 前日の体調はどうだったか
  • なにか心配事を抱えていないか

「全然関係ないだろ」みたいな要素まで、根掘り葉掘り聞かれます。トラブルの前後を含めて“線”として捉え、そこから問題の本質を見つけるために、一見関係なさそうなことまで聴取するわけです。それから、反省と今後の遅刻防止対策を、文章にまとめて提出させられます。

遅刻をすると「晒し者」になり将来の出世にも響く

そして……職場の掲示板には、注意喚起文が貼り出されます。

「◯月◯日、出勤遅延が発生しました! そのようなことがないよう、みなさん気をつけましょう」

遅刻者の名前は記載されないのですが、誰がやらかしたかは、職場の雰囲気や噂話でだいたいバレます。

ついでに説明しておくと……遅刻をした人の仕事を、他の誰かが残業などで穴埋めするわけですよね。シフト制である鉄道の現業職では、誰がどの仕事を担当するかが明確に決まっていますから、穴埋めされた業務の担当者が元々誰だったかは、ちょっと調べればすぐにわかります。

つまり、注意喚起文には遅刻者の名前は記載されないものの、実質的には秘匿も何もされていないわけです。早い話、晒し者になってしまうんですね。

さらにさらに……

人事関係の記録ファイル的なものに「出勤遅延あり」の記録が刻まれます。もちろん、このバッテンは消えずに残ります。ものすごく出世に響くでしょう。

極端な言い方をすれば、一回でも遅刻をやらかした時点で、将来の出世はなくなると思ってください。「そんなバカな」と思うかもしれませんが、嘘でもなんでもありません。

出勤時刻の数十分前には職場に到着する人が多い

鉄道会社での遅刻がいかに恐ろしいものか、少しはおわかりいただけましたか?

このように、遅刻するとエライことになるため、学生時代は時間にルーズだった人でも、自然と時間を守るようになります。遅刻を避けるため、出勤時刻の1時間前~遅くても30分前には職場に到着する、という人が多いです。

以前、「遅刻を繰り返す部下に対して、どのような指導をすればいいのか?」みたいな記事を読んだことがあります。が、鉄道会社にはこのような厳しいシステムが備わっているので、指導なんて一切不要です(笑) 遅刻を繰り返す人は、勝手に転がり落ちて職場から消えるからです。

もちろん、ここで取り上げた遅刻は「うっかり」のものであって、交通機関が止まってしまったなどの「不可抗力」によるものは含みません。念のため。

さて、なぜ鉄道会社はそこまで遅刻に対して厳しい態度を取るのでしょうか? 正直、そこまでやらなくても……と思った人もいると思います。それについては次回の記事で。

続きの記事はこちら 鉄道会社はなぜ社員の遅刻に厳しいのか?


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