鉄道マンといえば、切っても切り離せないのが泊まり勤務。もちろん、夜中もずっと起きていて仕事をするわけではなく、途中で仮眠をします。
ダイヤがぐちゃぐちゃになると、徹夜になることもありますけどね……。
仮眠できる時間は、乗務員だと、担当する乗務内容によって異なりますが、まあ4~5時間の範囲内といったところ。5時間寝られれば大満足、もし6時間寝られる仕事があれば、それは神です。6時間は、もはや仮眠じゃなくて睡眠です。
泊まり勤務が終わって家に帰ってから寝る? 寝ない?
そして今回の記事は、泊まり勤務が終了して、家に帰ってからの話。具体的には、
鉄道マンは、家に帰ってから寝るか寝ないか?
ウチの会社は、前日から泊まりで仕事している乗務員は、午前中のうちに勤務終了する場合がほとんど。駅員や指令員といった職種も、9時台には終業します。
(もちろん残業がない場合の話)
職場で4~5時間しか寝てないうえに、朝から仕事して疲れたでしょ。家に帰ったら速攻で爆睡じゃないの?
そう思うかもしれませんが、私の場合は、家に帰り着いた途端にバタンキューと倒れることはないですね。時間的にも、昼メシを食べるまでは起きてます。
メシを食べ終わったら布団にゴー。満腹感と疲れの相乗効果で、あっという間に眠れます。そのあと1~2時間で起きることはなく、3時間は寝ます。
高齢になると睡眠時間が短くて済む 帰っても寝ない人が少なくない
では、みんながみんな帰ったら寝るかというと、そうでもありません。たとえば、ご高齢の先輩方に話を聞くと、「帰っても寝ない」という人が少なくありません。
「歳を取ると睡眠時間が短くなる」と聞いたことがありませんか? つまり、職場での仮眠だけで必要な睡眠時間が足りてしまうらしいのです。
いや、先輩の一人に言わせると、昼寝しようと思えばできるそうです。が、そうなると、今度は夜に眠れなくなる。結局それで体調が狂うので、昼寝は控えると言っていました。そのぶん、夜は早く寝るとのこと。
私の場合は、家に帰ってから3時間程度眠っても夜はちゃんと寝られるので、まだ年寄りではないということです(笑)
若ければ体力があるので寝ずに遊びに行くこともできる
また、20代の若い社員だと、泊まり勤務を終えても体力が余っています。仕事を終えたその足で、遊びに行く人もいます。
私もそうで、乗務員をやってた20代の頃は、同じく仕事を終えた同僚と飲みに行ったりしていました。多くの人が働いている昼間に酒を飲む。最高です。
また、私は将棋が趣味なのですが、土日だと、道場に行って将棋を指すこともありました。いったん家に帰ると、もう外に出たくなくなるので、職場から直接向かうのがポイント。
本屋で立ち読みするのもイイですね。購入し家に持ち帰って読むと、ついつい寝転んでしまいがち。そうなると本が“睡眠薬”になってしまうので注意。
翌日~翌々日が休みなら、泊まり勤務終了後に旅行へ出発するのも有効。目的地が遠くても、飛行機なり新幹線なりを使えば、午後から出発しても現地入りするぐらいは可能です。すると翌朝から、すぐに観光を始められます。
ただ、いつもいつも遊びに行くのも、どうでしょうかね。睡眠時間が少ないと、高血圧・高血糖・肥満になりやすいと何かで読んだことがあります。さほど眠くないにしても、遊び回るのはほどほどにして、家で一眠りするのを基本スタイルにした方が、健康維持のためには良いと思います。