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【鉄道会社への就職】OB・OG訪問ではあらゆるツテを使おう

今回は、就職活動に必須なOB・OG訪問について書きます。鉄道業界への就職というよりは、就職活動全般に当てはまる内容です。

OB・OG訪問というと、自分の学校の卒業生・先輩と会うようなイメージがありますが、そこは特にこだわる必要はありません。要は、自分の行きたい業界の人と話ができればよいわけです。

(個人的には、OB・OG訪問という呼び方があまりよくないと思っています)

あらゆる方法を使って業界人を探そう

就活は一生を左右するイベントですから、とにかく情報を入手することが大切です。そのためには、自分の学校のOB・OGといった狭い範囲に限定するのではなく、下記に示すような方法も使って業界人への接触を試みるべきです。

① 親のツテ

就活中の学生なら、親もまだ現役世代であることが多いと思います。現役社会人ならば、多かれ少なかれ何らかのツテを持っているはずなので、志望業界に知り合いがいないか聞いてみましょう。

社会人というものは、学生が思っている以上に情報を持っています。それを使わない手はありません。

② 親戚のツテ

親だけではなく、親戚にも現役社会人がいると思います。もしある程度近くに住んでおり、疎遠な仲でないのなら、一度尋ねてみてもよいでしょう。

③ 友人のツテ

実は私も、「兄が鉄道マン」という友人がいて、紹介してもらったことがあります。本当にありがたかったです。困ったときに助けてもらえる友人がいれば、とても心強いですよね。

ただし、こちらだけが一方的に情報をもらうのではバランスを欠きます。「ギブアンドテイク」の気持ちを忘れないようにしましょう。

④ ご近所さんのツテ

ご近所同士のつながりが希薄な現代社会では難しい手法ですが、普段から仲の良いご近所さんがいれば、聞いてみればいいでしょう。「えっ、○○さんってあそこに勤めていたんだ!」みたいに、思わぬ発見があるかもしれません。

⑤ 志望会社の採用担当者にお願いする

鉄道業界は、そこまで業界人が少ない業種ではありません。ありとあらゆるツテを使えば、一人くらいは接触できると思います。しかし運悪く、八方手を尽くしても一人も見つからなかった場合には……

ど真ん中の直球勝負! 志望会社の採用担当者にメールを出して、「御社の社員を紹介していただけないでしょうか?」とお願いしてみましょう。

「紹介してくれるの?」と思うかもしれませんが、私の経験では応じてくれた会社もありました。相手にされない場合が多いでしょうが、やってみる価値はあると思います。

ただし、採用活動が忙しい時期にお願いするのは絶対にNG。当たり前ですが、採用活動が一段落するタイミングでメールしましょう。

とにかく私が言いたいのは、「なりふりかまわず、いろいろな方法を使って業界人から話を聞け」ということです。

話を聞くなら20代社員よりも30~40代社員

ここから先は、「もし可能であれば」という話。

OB・OG訪問というと、年次の近い20代の若手社員を紹介してもらうことが一般的だと思います。しかしこれ、私はあまりオススメしません。

話を聞くならば、20代の若手社員よりも、30~40代の中堅社員の方が絶対にいいです。なぜかというと、30~40代の中堅社員は「他社の情報」も知っていることが多いから。

30~40代は業界の情報をよく知っている

「あの会社はムチャクチャ働かされる」
「あの会社は社内の雰囲気が良いらしい」

社会人の方ならわかると思いますが、こういう同業他社の情報って、なぜか漏れて伝わってきますよね(笑) ところが、20代の若手社員はまだ経験が浅いので、自社の情報しか持っていない場合が多いです。

しかし、30~40代の中堅どころになると、業界への理解も深まりますし、業界の集まりなどで“横のつながり”ができたりします。また、転職して複数の会社に勤めた経験がある人も、30~40代なら珍しくありません。

つまり、中堅社員は若手社員よりも「同業他社の情報」「業界の情報」を持っている可能性が高いです。そういう人から話を聞ければ、会社同士の“ヨコの比較”ができるので、絶対に有益です。

あくまで「もし可能であれば」ですが、なんとか頑張って志望業界の30~40代の人を探してみてください。

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