このチキン野郎!!
冒頭から意味不明なことを叫びましたが、本日は鉄道グルメネタです。紹介するのは「チキン弁当」という駅弁です。
チキン弁当の中身は実質2品 超シンプル
以前撮った写真が残っていたので、アップしてみました(^^) 昔からのロングセラー商品で、東京周辺のいろいろな駅で販売されています。関東圏にお住まいの方なら、一度は見たことがあるのではないでしょうか。
このチキン弁当、私のお気に入りポイントは「素朴さ」です。メニュー構成は超シンプル。
・鶏の唐揚げ
・一口チーズ
・マカロニマヨサラダ
これだけ。
サラダとチーズはあってないようなものなので、実質的にはケチャップライスと唐揚げ、2品だけのメニュー構成。品数は少ないです。
チープなケチャップライス・パサパサの唐揚げ…… それがいい!!
では、一品一品のレベルが高いのかというと、そういうわけでもありません。ケチャップライスはとてもチープな味で、いかにも“昭和”のケチャップライスという感じ。上に載っているグリンピースが、昭和感をさらにアーーーップさせています。
ハヤシライスにグリンピース。
黄色いカレーの上にグリンピース。
グリンピースを添えるだけで、なぜか昭和の香りがする。そう感じるのは、私だけでしょうか。
いや、私だけではないはずだ!(←断言)
鶏の唐揚げは、弁当だから仕方ないのですが、冷めていてパサパサしています。間違っても「冷めてもジューシー! 究極の唐揚げ」などではありません。
しかし、その冷めた唐揚げがなぜか美味い。揚げたてとは違う、冷めた唐揚げ独特の硬さ、あの食感が好きなのは私だけでしょうか。
いや、私だけではないはずだ!!(←断言)
チープなケチャップライス、冷めて硬くなったパサパサの唐揚げ。これらの要素が逆になつかしさ・素朴さを演出しています。私はそこが好きなのです!
正直、「うめえ!」という類の駅弁ではありません。なのに、一度食べるとなぜかまた食べたくなる。
東京圏に行けば、他にいくらでも美味しそうな駅弁が揃っています。チキン弁当のお値段は900円(2021年7月現在)。これに900円出すなら、もっとコストパフォーマンスの高い食事は他にいくらでもあるでしょう。
しかし、見つけると他の駅弁を差し置いて、なぜか買ってしまう、そんな魅力を備えている……。
平成も終わって令和になった今だからこそ、オススメしたい。昭和の郷愁に浸ることができる駅弁、それこそが「チキン弁当」なのです!
最後に、もう一度叫んでおきます。
このチキン野郎!!
(注:私はチキン弁当の業者の回し者ではありません。ただのチキン野郎です)