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「金目鯛炙り寿司」 魚の繊細な旨味を味わえる駅弁

妻「えぇ~、金目鯛ってタイじゃないの?」

違いますぜ。金目鯛はキンメダイ科の魚。対して、真鯛や黒鯛・連子鯛はタイ科。住んでいる深さも違うし、もう完全に別の魚。金目鯛は、いわゆる「あやかり鯛」というやつです。

とはいえ、名前に「鯛」の文字が入っていると、高級感が増すのも事実。今回紹介する駅弁「金目鯛炙り寿司」も、商品名を聞いただけで購買意欲がそそられる一品です。

皮を炙った香ばしい金目鯛の寿司

金目鯛炙り寿司、私は小田原駅で買いましたが、近隣の他の駅でも売っていたと思います。金目鯛といえば伊豆半島が有名ですから、一種のご当地駅弁と分類できます。

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これが金目鯛炙り寿司の全貌だッ

皮を炙った金目鯛の切り身が、握り寿司の形になっています。端っこにある紫のやつは、口直し用の紫蘇巻きです。醤油とワサビ、ガリも付いています。

公式ホームページによると、2021年7月現在、お値段は1250円(税込)。

「魚は新鮮なほど美味い」とは限らない

ちょっと話が逸れますが、私、一つ気になっていることがあるんですよ。

魚って、死んだ直後は身(筋肉)の中に旨味成分が少ないのです。魚によって時間は異なりますが、死後しばらくしてから旨味成分が生まれます。つまり、「魚は新鮮なほど美味い」というわけではないのですね。

獲れたての魚は、確かに食感がコリコリ・プリプリしていて良いのですが、ただそれだけ。グルメ番組などで、獲れたての魚をその場でさばいて食す構図がありますが、旨味が少ないものを食べて、いったい何が嬉しいのか、私にはそれがよくわからんのです。

金目鯛の繊細な旨味を味わえ!

話が脱線しましたが、何が言いたいかというと……。

この金目鯛炙り寿司、駅弁という性格上、寿司屋で食べるような「新鮮な生魚を使った鮨」ではありません。金目鯛の切り身は少しフニャッとした感じで、食感を楽しめるものではないです。

しかし、だからと言って味が劣るわけではない! それが言いたいのです。

実際、口の中に入れてモグモグしていると、金目鯛の旨味がじわっと出てきて、それが美味しいのです。

鮪や鰹のようなパンチ力のある赤身と違って、金目鯛のような白身は繊細な味を楽しむもの。食感が良すぎると、逆にそちらの方に気を取られ、繊細な旨味を味わう余裕がなくなるかもしれません。むしろ、この駅弁くらいの食感でちょうど良いのではないでしょうか。

また、金目鯛の旨味とともに、炙られた皮の香ばしさも味わってほしい。

こうした理由から、ワサビをのせて食べるならば、控えめを推奨します。店で食べる寿司の感覚でワサビをのせると、ワサビの味や香りが勝ちすぎてしまうと思うので、食す際は気を付けてください。

【余談】小田原日記

あとは本題とは関係ない完全な余談。

このときは、将棋(私の趣味です)のイベントで小田原を訪れました。戦国時代は北条氏のお膝元であったことにちなんで、「北条五代祭り将棋大会」が開かれるのです。

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ところで北条氏といえば、初代~三代の早雲宗瑞・氏綱・氏康が優秀で、四代目の氏政は凡将だったとの見方が一般的。ところが『関八州古戦録』によれば、かの上杉謙信は、氏政のことを「武田信玄と並ぶ器の持ち主」と評価していたそうです。北条氏政は、従来の過小評価が見直されている武将ですね。

将棋の翌日は乗り鉄と観光。小田原駅から箱根登山鉄道に乗ったのですが、この鉄道は急勾配で有名です。ウチの鉄道会社には、ここまでアップダウンが激しい場所はないので、こんなところを走っていく列車にものすごく違和感がありました。

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あとは小田原城を見て、有名なかまぼこメーカー・鈴廣で一本1,600円の高級かまぼこを買いました。一本3,000円超え(!)という恐ろしいかまぼこもありましたが、それはさすがに手が出せず。かまぼこにボコボコにされた気分で帰りました(笑)

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本記事の写真提供 ヤーコンさん

本記事内の小田原駅と箱根登山鉄道の写真は、『ボクの息子はもう子鉄じゃないかもしれない。』を運営するはてなブロガー・ヤーコンさんにいただきました。ありがとうございました(^^)

『ボクの息子はもう子鉄じゃないかもしれない。』は、鉄道旅やその周辺を紹介するブログで、「子どもが楽しめる視点」を多く取り入れている印象です。また、国連サミットで採択された「SDGs=持続可能な開発目標」と「鉄道」の組み合わせをブログのテーマにしているのも珍しいと思います。