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サンライズの285系をJR東海が所有する理由とは?

以前の記事で、サンライズ出雲・瀬戸にまつわる雑学を書きました。
「サンライズに使用される車両は、ブレーキがめっちゃ効く」という内容でした。


今回も、サンライズの雑学をお届けします。
一言でいえば、「車両の所有権問題」です。

ただし、今回紹介する内容は、あくまで噂レベルであることをご了承ください。
「そういうこともあるかもね」くらいの、話半分程度に聞いてもらえれば。

 

サンライズの車両を所有するのはJR西日本とJR東海


サンライズは、東京~出雲市・高松間を運転される寝台列車です。
JR東日本・東海・西日本・四国の4社の管内を走ります。

この4社のうち、サンライズに使用される285系電車を所有しているのは、どこの会社でしょうか?

285系電車は、全部で5編成(5本)が製造され、3編成をJR西日本が、2編成をJR東海が所有しています。
なぜ、こういう「所有配分」になったのでしょうか?

なぜJR東日本ではなくJR東海が車両を保有しているのか?


まず、JR四国が所有を免れた(?)のは理解できます。
JR四国は財政基盤が弱いですから、大きな設備投資は避けたいところ。
また、サンライズの運行区間のうち、JR四国の部分は末端のわずかだけ(児島~高松)です。
たったそれだけのために、車両を製造・保有するのは割に合いません。

それから、JR西日本が所有することになったのも、まあ妥当でしょう。
自社が受け持つ運行区間も長いですし、旅客動向的にも、JR西日本の列車という面が濃いですよね。

では、JR東日本が所有しなかったのは?

サンライズの運行が始まったのは1990年代で、当時はまだ、寝台列車がそれなりに走っていた時代です。
JR東日本管内でも、東京圏から西へ北へ寝台列車が走っていました。
寝台車両を管理するノウハウは、しっかりあったはずで、285系を所有させるのに適している気もします。

しかし現実には、JR東海が所有することになりました。

その理由を説明するには、国鉄分割時まで話をさかのぼる必要があります。

寝台車の保有両数の「バランス」を取ったという説も


1987(昭和62)年の国鉄分割時、ブルートレインで使用されていた客車たちは、JR各社へ分割継承されました。
この際、寝台車の多くは、JR北海道・東日本・西日本・九州の4社が受け継ぎ、JR東海にはあまり渡らなかった、という事実があります。

要するに、JR東日本は寝台車をたくさん持っていて、JR東海は持っていなかった、というわけ。

こうした状況下で、サンライズの285系までJR東日本に持たせたら、それってバランス的にどうなの? という話になります。
有り体に言えば、「JR東海ばかり寝台車を保有する負担を免れるのはズルい。少しは寝台車を持て」というわけです。

こうした「会社間のバランス」を考慮して、JR東海は285系を“持たされた”のだと聞いたことがありますが……どうなんでしょうね。
いかにもありそうな話ですが、冒頭でも言ったように、まあ噂みたいなもんですから、話半分程度に聞いてもらえれば。

こうした事情は公式発表されることはないですから、真偽については、もはや当時の関係者だけの胸の内ですね。


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