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「八ヶ岳高原たまごサンド」 美味いが単調なので一切れ食べれば十分

「たまごサンド」というと、どんな作り方をしますか?

ゆで卵を潰してマヨネーズ等と和え、パンに挟む──ほとんどの人が、そうやって作るのではないでしょうか。実際、コンビニ等のたまごサンドも、そうしたものばかりですし。

しかし、山梨県の小淵沢駅等で販売されている「八ヶ岳高原たまごサンド」は違います。マヨたまではなく、分厚い玉子焼きを挟んでいるのです。写真を見てもらった方が早いでしょう。

東京駅改札内の駅弁屋『祭』でも販売しているようだ

この豪快なサンドイッチを食レポするのが、今回の記事です。

「小淵沢の名物は駅弁です」を支える老舗業者『丸政』

「八ヶ岳高原たまごサンド」を販売するのは、山梨県の小淵沢を拠点とする『丸政』。「小淵沢の名物は駅弁です」と言われるほどなのですが、それを担う老舗駅弁業者です。ホームページを眺めると、多彩な駅弁が並んでおり、どれも美味しそう。食べに行きたくなること必至。

小淵沢駅のホームにて

ゲーム『桃太郎電鉄』にも、小淵沢駅には「駅弁屋」の物件が設定されています。それくらい、小淵沢 = 駅弁なのですね。

『桃太郎電鉄16 北海道大移動の巻!』より

輪郭がしっかりしており甘めの厚焼き玉子 その存在感が突き抜ける

その『丸政』が製造する「八ヶ岳高原たまごサンド」は、直球勝負のサンドイッチ。こだわりの厚焼き玉子をパンで挟んだだけという、超シンプルな構成です。お値段は、税込み800円(2023年現在)。

たまごサンドは、同じものが三切れ入っています。玉子焼きの厚みは、成人男性である私の親指の太さくらいありました。こういうサンドイッチは見たことがなく、期待が膨らみますね。それではいただきましょう。

おお美味い
ずっしり来る

見た目だけでなく、実際に頬張ってみても、厚焼き玉子の存在感が突き抜けてきました。「俺はサンドイッチではなく厚焼き玉子を食べているぅぅぅ!!」と思わされます。

ボリューム感もなかなか。

玉子は、だし巻き系統ではないです。フワフワや半熟でもありません。しっかり輪郭があって、硬さや重量感がある、ザ・玉子焼きという印象。しかし、火が通りすぎてパサついて……ということは全然ありません。しっとり感が残っており、甘めの厚焼き玉子。

パンが薄いから、余計に厚焼き玉子が目立ちますね。もはやパンは、玉子を手で触らずに済ませるための、包装的な役割なのかもしれません(笑)

パンに厚焼き玉子を挟んだだけの単純な構成ですが、これを家で作ろうと思ったら難しいでしょう。製造者のワザが光るユニークな駅弁です。

一切れ食べれば満足 味に変化がないので二切れ目からは飽きる

──ところが、一切れ目を平らげ、二切れ目に突入したとき、私は「あれっ?」と思った。

最初ほど美味いと感じない……

うーん、これはアレだ。美味しいけど、味が単調なせいで飽きてくるやつだ(^^;)

このたまごサンド、パン + 厚焼き玉子だけで構成したシンプルの極みとも言える駅弁です。しかし、三切れとも同じもので味に変化がない。アクセントになるような付け合わせも入っていない。

もちろん、そのシンプルさで勝負するのが、この駅弁のコンセプトです。しかし、こうシンプル一辺倒だけで攻められては、口飽きするのが人間というもの。

そして前述のように、甘い系の味なので、そういう観点でも一切れ食べれば満足してしまうことに気付きました。ようするに、たくさん食べて美味しいものではない。

三切れ目は、残念ながら「腹に詰め込む作業」になってしまいました。こうなると、分厚さも逆に仇になっています。

誤解のないよう言っておきますが、味は良いですよ。混じりっ気なしの、直球の美味しさであることは間違いない。ただ、いくら160㎞/hのストレートでも、ド真ん中に3球続ければ、さすがに目が慣れて打たれるよね、という話。変化という要素が欲しいです。

2人以上でのシェアや他のサンドイッチ等と合わせるならオススメ

ここで強く主張しておきたい。「単体としての美味しさ」と「全体としての美味しさ」は別である、と。

たとえば寿司屋に行ったとき、タイ・スズキ・ヒラメ……のように白身魚ばかり食べ続けて、「あ~美味しかった」と感じる人は、あまりいないはずです。

もちろん「単体として」は、どの白身魚も美味しい。しかし、マグロやカツオなど味の濃い赤身、エビやイカ、光り物なども食して変化をつけることで、「全体として」満足感を作り上げるのが寿司ではないでしょうか。

食事の組み立て方・構成。そう表現してもいいです。大袈裟ですが(笑) そのあたり、このたまごサンド単独で食べた場合は微妙かなと……。

というわけで、「一人で・このたまごサンドだけを食べる」というシチュエーションは避けた方がいいと思いますね。逆に言うと、次のような場面ではオススメできます。

  • 2人以上でシェアする
  • 他のパンやサンドイッチと一緒に食べる(=たまごサンド一辺倒にならない)

食べる側(客側)が少し気を付けないといけない商品だと思います。

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