現役鉄道マンによる鉄道雑学のブログ

趣味で鉄道好きな人はもちろん、就職・転職等で鉄道業界に興味がある人もどうぞ! 現役鉄道マンが、鉄道の雑学や裏話を語ります。

鉄道会社への就職 視力も大切だが……

こんばんは、現役鉄道マンのKYSです(^^)

前回の記事から、「鉄道会社に就職したい人向け」の内容を書いていくことにしました。

※注意:このブログ内の記事はあくまで私個人の考えです。
    特定の会社の採用方針等を示すものではありません。

今日は、運転士を目指す人なら誰でも気になる「視力などの身体要件」について書きますね。

数年前に視力の基準は緩和された

 
「目が悪いと、運転士になることができない」

これは一般的にもよく知られている話です。
現在、省令で定められている運転士の視力の基準は次の通り。

左右の眼はそれぞれ0.7以上 かつ 両眼で1.0以上

「あれ? 視力は左右それぞれ1.0以上必要じゃなかったっけ?」

それはひと昔前の話。
実は、2012年に基準が緩和されて、0.7以上でOKになりました。

一応、基準緩和の理由・背景を簡単に書いておくと、

・信号機のLED化が進んで視認しやすくなったため
・高齢者でも運転士として勤務できるようにするため
・スマホやパソコンにより日本人全体の視力が低下したため


これら諸々の理由から、「本当に1.0という視力が必要なのか?」ということになり、見直しが行われました。

まあ、改正後の現行基準も“ぬるい”わけではありません。
必要な視力をキープしようと思えば、それなりに注意や対策が必要です。
(そのあたりの話も、いずれ書きます)

ヘッドホンやイヤホンの使用はほどほどに

 

「運転士は視力が肝心」なことは一般的に知られていますが、もちろんそれ以外にも必要な身体要件はあります。
意外と見落としがちなのが「聴力」です。

業界の集まりで聞いたのですが、高齢の運転士は、視力ではなく聴力で基準に引っ掛かる人の方が多いそうです。

昔に比べると、ヘッドホンやイヤホンなどで音楽を聴く人が増えています。
これ、あまりやりすぎると「難聴」になる可能性があるらしいですね。
まあ、よほど極端な使い方をしなければ大丈夫なんでしょうけれども……。

ただ、「視力と違って、聴力の矯正は難しい」ということは頭に入れておくべきでしょう。

視力は眼鏡やコンタクトレンズで割と簡単に矯正できますし、いわゆる「視力回復本」もたくさん出版されています。
しかし、聴力ではそういう話は聞かないですよね。

というわけで、運転士を目指す人は、ヘッドホンやイヤホンの使用は控えることをオススメします。

次回も、身体要件の話を続けます。