姪っ子が「♪ドンドン ドンブラザーズ ドンドン ドンブラGoing」と歌い出したので、「♪ドンドン ドンブラザーズ ドンドンドンドンドンドンドン Yeaaaaaaaah」と繋いだら、「大人なのにドンブラザーズ観てるの?」と言われた(笑)
うるさぁぁぁい!!
大人が観て何が悪いんだぁぁぁ!!
どうも。日曜朝のスーパー戦隊シリーズ『暴太郎戦隊ドンブラザーズ』、気が付いたら普通に10話まで視聴してしまった現役鉄道マンKYSです。その第10話に鉄道が登場したので、今回の雉記事では、ロケ地の特定を行いたいと思います。
黄色の車両・複々線・特徴的な信号機……材料は揃った!
第10話、女子高生イエローこと鬼頭はるかチャンは、線路沿いの道路を通って登校しています。線路には、黄色い車両 = 総武線が走っていました。
あーなるほど、はるかチャンがイエローだから、それに合わせて黄色の総武線を登場させた……かどうかはわかりませんが。
さあ、この場所をどう特定するか?
映像を見ると、どうやら複々線のようです。総武線の黄色い車両が走っていて複々線。そして、都心からそう離れてロケをしたとは思えない。
このあたりの条件から考えると、おそらく、御茶ノ水~三鷹間の複々線──中央線(快速)と中央・総武線(各駅停車)の並走区間──ではないでしょうか。そうだと仮定して図を描くと、↓のような位置関係になります。
うーむ、この構図が成立する場所はたくさんあるはず。まだ範囲が広くて絞り切れないぞ。もうちょっと場所特定のヒントはないか……。角度を変えた別シーンも目を皿のようにして観察したら、ありました。「信号機」です。
鉄道ですから線路に信号機があるのは当然なのですが、実はこれがかなりのヒントになりました。先ほどの図に信号機を書き加えてみます。
注目すべきは、緑と赤が並列している形の信号機。こういう形の信号機は、「この先で線路が分岐していること」を示しています。
そしてここが重要なポイントですが、中央・総武線(各駅停車)は基本的に棒線になっていて、「この先で線路が分かれていますよ」という箇所はほとんどありません。つまり、候補となる地点が非常に限られたことを意味します。
中央・総武線(各駅停車)で線路が分岐している箇所はどこだ? そして、そこは映像の場所と合致しそうか? こんな感じで調べたところ、発見できました。水道橋駅の付近だと思われます。
最初に仮定した「御茶ノ水~三鷹間の複々線区間ではないか?」が正しかったわけですね。このように、信号機一つだけでも、見る人が見れば場所特定の大ヒントになります。
不本意でも続けているうちに愛着が湧くこともある
ロケ地の特定はここまで。あとは今話からの教訓的な内容を少し。
第10話の冒頭、きびポイントなるものが貯まったはるかは、そのポイントを利用してドンブラザーズを脱退し、以前の日常へ戻ります。もともと、戦士に選ばれてドンブラザーズをやっていたのは自分の意志ではなかった(=不本意だった)ので、辞めるのに躊躇はなかった。
イエローの“後釜”には、真利菜サンという女性が。
ところが、はるかは終盤で「ドンブラザーズ辞めるのをやめる!」と戻ってきてしまいます。
これは、真利菜サンに戦士としての運命は背負わせられない、それくらいなら自分が背負う! という気持ちもあったと思います。が、それだけではなく、ドンブラザーズという組織(と仲間のメンバーたち)に愛着を感じるようになっていた、という理由が大きかったのでしょう。
最初は不本意だったけど、やっているうちに、なんやかんやで愛着が湧いてくる。
あぁ~、こういうのわかる。
個人的な話になりますが、私、「運転士の仕事がやりたい!」で鉄道会社に入社したクチです。ところが、運転士は3年ちょいで異動させられました。そうやって異動したのが現職の指令なのですが、最初は嫌で嫌で仕方なかったです。「何かの間違いが起きて運転士に戻してくれ~」みたいに願っていました(笑)
ところが、1年も経つとそんなに嫌じゃなくなって、2~3年も経った頃には指令の仕事に楽しさを感じるようになりましたから、世の中わからないものです。
新年度になって1ヶ月が経ちました。新社会人の中には、希望する職種・会社に入れず、今の状況は不本意だ! という人もいると思います。
ただ、はるかチャンや私のように、始まりは不本意でも、やっているうちに気持ちが変わってくることがあります。何が起きるかわからないので、とりあえずしばらくは頑張ってみ? というのは社会人の先輩としてアドバイスしてあげたいですね。
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