妻「ねぇ、月の味噌汁ってなに?」
( ゜Д゚)ハァ?
何言ってんの?
妻「さっき歌の中でさぁ、月の味噌汁~♪とか言ってたじゃん」
妻よ、それは「月の味噌汁」ではなく「月のみぞ知る」だ
何の話かというと、『暴太郎戦隊ドンブラザーズ』のファイナルライブツアーに行ってきました。その参加レポです。今回の記事は鉄道ネタではありませんので、ご注意ください。
一家揃ってドンブラこ~ドンブラこ~
日曜朝のスーパー戦隊シリーズ『暴太郎戦隊ドンブラザーズ』は、2023年2月に最終回を迎えました。子ども向け番組と侮るなかれ。大人が観ても普通におもしろい。下手なドラマなんかよりもよっぽど楽しめる。
最初は私だけが観ていましたが、途中から妻と娘も視聴に加わり、日曜日に私の仕事が休みのときは一家揃って朝ドンブラ。娘がどこまでストーリーを理解していたかは怪しいですが。
妻「結局みほちゃんの正体って何?」
妻「ムラサメって何?」
妻「獣人って何なの?」
妻もよく理解していないらしい。
そんなこんなで、我が家はドンブラ要素に侵食されていきます。ドンブラスター(=ドンブラザーズが使う銃)のおもちゃ・ハンカチ・タオル・ジグソーパズルなどを買ってしまいました。
妻「私さぁ、最近仕事中に脳内でドンブラの曲が流れてくるんだけど」
もはや重症。
娘「いぬづかさんに、てがみかいた」
戦隊メンバーの一人・犬塚さん推しの娘は、ファンレター書いて東映に送ってました。
全国各地で行われるファイナルライブツアー チケット入手に成功
私は知らなかったのですが、スーパー戦隊シリーズは、放送終了後の4~5月に、ファイナルライブツアーと銘打って全国各地で公演を行うのが慣例なのだそうです。このたび、そのツアーに妻が申し込んだところ、チケットが取れてしまった次第です。
私「今度ドンブラザーズに会いに行くよ」
娘「ドンブラザーズに? ももいたろうと、イヌブラザーと、キジブラザーと、オニシスターと、ドンモモタロウ?」
おい、サルブラザー忘れてんぞ。ていうか、桃井タロウ = ドンモモタロウだから。
娘「あっ……ヘヘヘ」
笑って誤魔化しやがった。ここで一句。
サルブラザー
嗚呼サルブラザー
サルブラザー
さて、全国7都市で開かれるドンブラザーズ・ファイナルツアー。
- 札幌
- 仙台
- 静岡
- 名古屋
- 大阪
- 山口
- 福岡
なんと首都圏での公演は無し(←なぜ? なぜなぜ? なぜェーーー!? 鬼頭はるか風)。スーパー戦隊シリーズのファイナルツアーは、そういう慣例なのでしょうか? まあ首都圏の人は、仙台か静岡か名古屋に行けばOKですね。新幹線なら2時間以内だし。
第一部は劇 桃井タロウを裁く「じごくさいばん」
私はちゃんと有給休暇を取得。当日、道中でのトラブルもなく、一家揃って無事会場に到着。もちろんドンブラスター(銃)持参です。
客層に少し驚きました。スーパー戦隊シリーズだから、ウチのような親子連ればかりかと思いきや、まったくそんなことはない。親子連れではなく、単独、または友達同士で連れ合って来ている(と思われる)人の多いこと多いこと。下手したら、大人4:子ども1くらいの割合ではなかったかと……。
年齢層も、中高生~若者~中年まで幅広い。私の隣の席はオバサンでしたが、明らかに「1人で来ました!」という感じでしたね。
そして、なんやかんやで開演。
なま桃井タロウキタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!
なま鬼頭はるかチャンキタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!
第一部は、ショー(劇)でした。内容は、主人公レッドの桃井タロウが、閻魔大王様によって裁判にかけられ、有罪だったら地獄行きになる……というもの。名付けて「じごくさいばん」。論告求刑ロンコクキューケーとか証人喚問ショーニンカンモンとか、子どもが聞いても理解できないと思うぞ(笑)
なお、主人公の桃井タロウは、「傲岸不遜・無神経な振る舞いによって、多くの人の心身を傷つけたこと」が罪に問われていました。確かに桃井タロウ、無神経というか言動が正直すぎたからなぁ。それによってショックを受けた相手が怪人化 = 敵になる。つまり、自ら敵を生み出している主人公なわけで。マッチポンプ的な。
言われてみれば、確かにヤバい主人公だ(笑)
で、罪に問われた桃井タロウを、仲間たちが弁護する。それによって、桃井タロウの人柄や過去の行い、つまりストーリーの振り返りも行える構成です。
なお途中で、「私は生まれてから一度も働いたことがない」サルブラザーこと猿原真一が、日本国憲法に定められた国民の三大義務の一つ・勤労の義務を果たしていない罪に問われておりました……。
変身して戦うシーンもありました。舞台の暗さや照明を活用し、スーツアクターと入れ替わるところが全然見えなかったです。
この戦いのシーンで私の目を引いたのが、イヌブラザー。
というのは、犬塚翼が変身するイヌブラザーの身長は100㎝、つまり変身すると身長が縮みます。番組内ではCGを使っていましたが、舞台ではCGなんて使えません。そこで、スーツアクターが100㎝のイヌブラザーをどう演じていたかというと……
足を投げ出して座ったり、四足歩行で移動したり(笑) 舞台上で身長100㎝を演出するのに苦労していたのが印象的。
そんなこんなで第一部が終了し、小休憩。続く第二部の予告の際、オニシスター・鬼頭はるかを演じる志田こはくさんによる生「じか~い次回」が聞けたのは感動したッ!
第二部は歌やトークショー
第二部は、出演者による歌やトークショー。オープニングの曲 + 役者さんたちによるドンブラダンスで開幕。やはり生はテレビで観るのとは違う。圧巻という感じでしたね。
その他にも何曲か歌唱があり、冒頭で書いた「月の味噌汁」が歌われたのもココです。
トークショーはMCが場を仕切って進めていたので、そこまでたくさん役者さんたちの喋りを聞けたわけではないのが少し残念。撮影時のトラブルや裏話なども聞け、トークの中身自体は濃かったと思いますが。個人的には、「キャラクター」と「中の人」を比べて性格や人柄の違いがどれだけあるか? に注目していたので、もっと役者さんたちに喋ってほしかったです。
判断材料が少ないですが、私の勝手な印象を述べさせてもらうと……
ドンモモタロウ・桃井タロウを演じる樋口幸平さんは、気さくで真面目な好青年という感じでした。作中の桃井タロウとは全然違う。まあ当然の話で、桃井タロウという傲岸不遜・自信過剰なキャラが、中の人と似ていたら嫌すぎる(笑)
キジブラザー・雉野つよしを演じる鈴木浩文さんは、テンション高かったです。生「みほちゃああぁぁぁん!!」が聞けたのは感動したッ! 雉野つよしは、劇中では自分に自信が持てない人物として描かれていましたが、中の人は真逆で、自分の仕事に自信がありそうな雰囲気でした。
サルブラザー・猿原真一を演じる別府由来さんは、控え目で物静かな印象を受けました。キャラと中の人が一番違うのは、この人かなぁ~という気が。
イヌブラザー・犬塚翼役の柊太朗さんと、オニシスター・鬼頭はるか役の志田こはくさんは……よくわからなかった(^^;) まあ、劇中での犬塚翼と鬼頭はるかは、わりと常識的な感覚の持ち主でしたから、キャラと中の人が、そうかけ離れているとも思えないです。
祭りは終わった──関係者のみなさん、お疲れ様でした
楽しい時間はあっという間に過ぎ、閉幕。番組も放映終了、ライブも終了。これで本当に終わったんですな。
土曜日に泊まり勤務で会社に行き、日曜日に仕事を終えて「今日のドンブラ何かいな~」と家路を急いだあの日は、もう帰ってこない……(´・ω・) だが、始まりがあれば必ず終わりがある。それを受け入れるのが、人生というものである。
この1年間、ドンブラを本当に楽しませていただきました。番組制作にかかわった関係者のみなさん、ありがとうございました。お疲れ様でした。
最後に、会場の物販に寄って微力ながら売上に貢献。ライブ開始前には長蛇の列ができていましたが、終了後はスカスカ。まったく並ばずに買えました。まあ、残っているグッズもスカスカなわけですが……。
購入したTシャツをアップして記事を〆ましょう。さすがに外で着るのはちょっとアレなので、寝るときに使わせていただきます。
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