現役鉄道マンのブログ 鉄道雑学や就職情報

鉄道に関する記事が約300! 趣味で鉄道好きな人や、鉄道業界への就職を目指す人は必見のブログ!

DD51の運転経験者から聞いたエピソードを書いてみる

ムーンライトながら、湘南ライナー、185系などなど……。2021年3月のダイヤ改正では、さまざまな列車・車両が姿を消しますが、その一つがDD51です。

国鉄時代に開発され、全国で長年にわたって活躍した名機・DD51。晩年は、残存機(?)が愛知県稲沢の愛知機関区に集約され、稲沢~四日市などで運用されていました。

しかし、後継機のDF200(愛称・RED BEAR)の配備が進んだため、このたび、ついにお役御免となりました。寂しいですが、これはもう時代としか言いようがないですね。

f:id:KYS:20210311034744p:plain

DD51を駆逐したDF200・レッドベアーこと赤熊くん……ってなんだこの絵は!

今回はDD51引退記念として、経験者から聞いたエピソードを二つ紹介します。ずいぶん昔に聞いた話なので、現在もそうなのか不明なことはお断りしておきます。

運転席に乗っていると身体がアブラで汚れた

昭和のメカというと、「機械油まみれ」のイメージがありますよね。ディーゼル機関車のDD51も、アブラっぽい機関車だったそうです。↓図は、DD51の簡略図ですが……

f:id:KYS:20210311040008p:plain

横から見た図 真上から見た図

こういう機器配置なので、運転席に乗って窓を開けていると、送風機の起こす風でアブラっぽい空気が運転席にまで漂ってきて、身体がアブラで汚れたそうです。もっとも、そのあたりの事情はDD51特有というわけではなく、昔のディーゼル機関車はどれも同じだったのでしょうね。

「窓を閉めりゃいいじゃん」と思うかもしれませんが、昔の機関車なので運転室に冷房はなく、夏は窓を開けざるをえない。また、作業の都合で窓を開けなければならない場面もあったはずです。

エンジンを始動させるとATS故障がよく起きた

二つ目の話。DD51は、ATS故障がよく起きたそうです。

DD51などのディーゼル機が牽引する列車は、貨物駅などで発車準備が整うと、いったんエンジンを切って待ちます。そして、発車の10分くらい前になるとエンジンを始動させるのですが、その際、ATSの故障ランプが点くことがよくあったそうです。

記憶が曖昧なのですが、バッテリーの電圧が低下?しているときにエンジンを始動させると、そういう故障が起きる、と聞いた気がします。電気機関車などには発生しない、DD51特有の現象だったのだとか。


関連記事はこちら

→ 鉄道の豆知識や雑学 記事一覧のページへ