現役鉄道マンのブログ 鉄道雑学や就職情報

趣味で鉄道好きな人はもちろん、就職・転職等で鉄道業界に興味がある人もどうぞ! 現役鉄道マンが、鉄道の雑学や裏話を語ります。

運転士になるまで(19) 今週もやっと終わり 学科講習の休日

こんばんは、現役鉄道マンのKYSです。
運転士になるまでシリーズの続きです。

ウチの会社の学科講習は、月曜日の朝から金曜日の夕方までを一週間として行います。
金曜日の講義が終わると家に帰り、土日を休んで、また月曜日の朝から講義。
ようするに、普通のサラリーマンと同じ体系です。

今回の記事では、金曜日の夕方に講義が終わってから、月曜日の朝に講義が始まるまでをどのように過ごしているのか? それについて語ります。

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3.実車講習
4.実車試験

 

金曜日は早く帰りたくてそわそわ


金曜日になると、「今週もやっと終わりだあー」「早く帰りたいなあー」と、みんなそわそわし始めます。
気もそぞろで、講義に身が入らない人も少なくありません。

講義が終わると、あとは自由に帰ってOKです。
制服からスーツに着替え、衣類などの荷物を整えます。
みんなで揃って教習所の寮を出るわけではなく、帰り支度の済んだ人からどんどん帰っていきます。

教習所の寮は、二人一組で使用する相部屋ですが、二人のうち後に出る方がカギを管理します。
自分が部屋を出るときに、まだ相棒が部屋に残っていたら、「俺先に行くわ。カギはよろしく~」という具合です。
具体的には、部屋を施錠してから寮監さんにカギを返却します。

寮を出られるのは17時過ぎです。
私の場合は、寮を出てからマンションに到着するまで1時間ほどだったので楽でしたが、中には2時間以上かかる人もいましたね。

なお、家に帰らず寮に泊まるのはNGです。
金曜日の夜は、必ず退去しなければいけません。

好きなものを食べ好きな酒を飲み…… 金曜夜の至福


私は途中で寄り道せず、まっすぐ家に帰っていました。
途中で夜メシを食いにどこかに立ち寄ったりしないの? と思うかもしれませんが、金曜日の夕方に大きな荷物を抱えて飲食店に入るのはシンドイ。
とにかく早く帰って、家でゆっくり飲み食いしたかった。

18時過ぎ、マンションに到着。

私「ただいまー」
彼女「おかえりー。今週もお疲れー」
私「おー疲れたわー。夜ご飯は何?」
彼女「今日はカレ


すみません、嘘です


当時の私は年齢=彼女なし歴の独身男だったので、マンションに帰っても誰もいませんでした(^^;)

さて、ここから近くのスーパーへ行って買い物。
学科講習中は、月曜日から金曜日までマンションにはいないので、月曜日の朝に冷蔵庫を空の状態にして出発していました。
つまり、金曜日にマンションに帰っても食べるものがない。

教習所の食事について書いたこちらの記事で触れましたが、教習所では、調理がめんどうな麺類や、鮮度管理が難しい刺身は出ません。
そういうのも無性に食べたくなるので、スーパーで買います。

家に帰ってササッと料理を作り、一人飲み開始。
録画しておいたテレビ番組を見たり、趣味の本、歴史小説などを読みながら、まったり酒を飲む。

〆にラーメン。
あとはベッドに寝転んで本を読みながら寝落ちする。
なんという至福のひと時。

学科講習中は年次有給休暇の持ち数が減らない


鉄道マンの仕事に曜日が関係ないことは、みなさんご存知でしょう。
そのため、土日に用事があって確実に休みがほしい場合は、年次有給休暇を使います。
(土日に年次有給休暇を使うなんて、普通のサラリーマンだとありえないですよね)

ところが、3ヶ月間の学科講習中は、土日が自動的に休みになります。
そのため、土日に年次有給休暇を使う必要がありません。
というか、国家試験の研修という性質上、よほどの事情がない限り、学科講習の期間中に年次有給休暇を使うことはないですね。
この3ヶ月間は、年次有給休暇の持ち数が1日も減りませんでした。

個人的な話になりますが、私は将棋が趣味です。
将棋の大会は基本的に土日開催です。
また、将棋道場でも、土日は人が多くて対戦相手に困りません。
年次有給休暇が減ることなく毎週土日に休めるのは、とても都合がよかったです。

寮にはいつ戻る? 「前日入り」と「当日入り」


さてさて、楽しい土日も終わり、月曜日からはまた学科講習。
荷物を持って寮に戻らなければいけません。

寮に戻るタイミングですが、「日曜日の夜に前日入り」「月曜日の朝に当日入り」の二つがあります。

日曜日の夜に前日入り。
先ほども書きましたが、自宅と寮の移動に2時間以上かかる人もいます。
月曜日の朝に家を出るのでは、時間的にシンドイですよね。
そういう人のために、前泊が認められているのです。

ただし、前泊は距離的に遠い人にしか認められるわけではなく、誰でもOKです。
というか、そもそも前泊の理由は問われません。
たとえば、「月曜日、朝ラッシュに巻き込まれるのが嫌だから」「日曜日の夜に寮の部屋でじっくり勉強したいから」でもかまいません。
「月曜日の朝に寝坊して遅刻したら大変だから」という理由で前泊している人もいました。

前泊する場合は、水曜日の夕方(確か)までに、寮側に申請します。
前泊者に対しては、教習所の寮で月曜日の朝ごはんを用意してくれますが、その必要数を確定させないといけないためです。

私は自宅から教習所まで1時間ほどで通勤できたため、基本的に前泊はしませんでした。
月曜日の朝に当日入りです。
対して、私と同部屋の相棒は、いつも前泊していました。
通常は二人で使う相部屋を、日曜日の夜だけは一人で占領(?)できるわけです。

ちなみに、私が前泊をしたのは一度だけです。
12月下旬、卒業のためのテストが始まる週だけは、前泊して部屋でガッツリ勉強をしました。

週の半ばに祝日があったらどうなる?


あとは補足説明。

学科講習は、土日だけではなく祝日も休みです。
祝日って、「ハッピーマンデー制度により月曜日になるもの」と、「特定の日にちに固定のもの」の二種類がありますよね。

ハッピーマンデーなら、土日月の三連休になるだけなので問題はありません。

問題になるのは、日にちが固定の祝日、すなわち祝日が週の半ばにあるときです。
この場合は、月曜日に休みを振り替えます。
たとえば、水曜日に祝日が来る場合、その週または翌週の月曜日の学科講習を休みにして、そのかわり当該の水曜日は講習を行う、という具合です。

前述したように、休日は寮から出なければいけません。
週の途中で“ぶつ切り”があると、自宅と寮の行き来が大変ですから、こういう措置が合理的なわけです。
ちなみにこれは、運転士の学科講習に限らず、教習所で行われる他の研修についても同様です。

今回の記事はここまでです。