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鉄道会社への就職 「弱みは強みに変換してアピールしろ」は疑問

鉄道会社に就職を目指す学生さん向けの記事です。
今回のテーマは、「弱み」「短所」です。

エントリーシートや面接では、「あなたの弱み(短所)は何ですか?」という質問に遭遇することがあると思います。
それにどう対応していくべきか? を考えるのが、今回の記事の趣旨です。

 

よく言われる「弱みは強みに変換して伝えろ」の手法は疑問


「弱みは?」と質問されたときに、どう受け答えをすべきか?
巷でよく推奨されるのが↓の手法です。

「弱みは強みに変換してアピールしろ」

たとえば、「決断が遅い」という短所だったら、「慎重」という長所に変換してアピールする。
「細かいところまで気になる」は「几帳面」と言い換えることができる。

こういう具合です。
しかし、この変換手法、私は疑問手だと思います。なぜか?

なぜ会社は「あなたの弱みは?」と質問してくるのか?


それを説明するためには、「なぜ会社は学生の弱みを聞いてくるのか?」という原点から考える必要があります。

エントリーシートや面接での質問には、必ず「目的」があります。
言い換えれば、「この質問を通して、学生の何を見たいのか?」ですね。

それでは、「あなたの弱みは?」という質問の目的とは、いったい何なのか。
学生のみなさん、わかりますか?

一言でいえば、「この人は入社してから成長してくれるだろうか?」を測るための質問です。

自分を成長させるには弱みを把握することが必要


失礼ながら、採用試験を受けに来た時点での学生の能力など、即戦力には程遠いです。
ですから、会社側が知りたいのは、「現時点での能力」ではなく「入社後に成長してくれるかどうか?」。
(現時点での能力も、あるに越したことはないですが)

では、入社後に成長するために必要なものとは何か?

① 自分の足りない部分(=弱み)を自覚すること
② その足りない部分をどうカバーするか考え、行動すること


この二つができる人なら成長してくれるだろうと、会社側は期待します。

ようするに会社側は、あなたは①②ができる人間か?――足りない部分を自覚し、それをカバーし、成長していける人間か?――を知りたいわけ。
それを測る一環として、「あなたの弱みは?」と質問してくるのです。
(……でいいんですよね? 企業の採用担当さ~ん ^^;)

「弱みは強みに変換」の手法が疑問である理由


以上の説明を踏まえると、「弱みは強みに変換して伝えろ」という手法がいかに疑問か、納得していただけると思います。

つまり、「あなたの弱みは?」という質問の目的は、強みを知ることではないので、弱みを強みに変換してアピールしても、方向がズレているのです。
会社側からすれば、「聞きたいのはそこじゃない」というわけ。

少なくとも、私が面接官なら、「それは弱みじゃなくて強みだよね? 弱みを教えてください^^」と突っ込みます。

そもそも、「この学生の強みを知りたい」と思えば、「強みは何ですか?」とストレートに質問してくるでしょう。
そういう意味でも、弱みを強みに変換することは的外れだと分かります。

「あなたの弱みは?」という質問に回答する際のポイント


さて、ここからは、「あなたの弱みは?」と質問されたときにどう答えるか、具体的な話に移ります。
回答する際のポイントは以下の二つだと、私は考えます。

・弱みをどうカバーするかにまで言及する
・鉄道会社に関連した内容で答える

 

ポイント① 弱みをどうカバーするかにまで言及する


ポイントの一つ目は、「弱みをカバーするために、どういう取り組みをしているか」にまで言及することです。

「私の弱みは〇〇です。以上!」

こういう答え方ではダメということ。
これでは弱点を晒しただけで、マイナス評価を喰らうだけです(笑)

「私の弱みは〇〇です。それを補うために、こういう取り組みをしています」

解決策までセットにして答えるようにしましょう。

これは就職活動時に限らず、社会人になっても同じです。
たとえば、「こういうトラブルが起きました」とだけ上司に報告しても、「で、どうするの?」と言われてしまいます。

「現在、〇〇で対処しているところです」
「〇〇の方法で対応するべきだと思います。よろしいでしょうか?」
「今後は、こういう対策を取って再発防止に努めます」

このように、「どう解決するか?」にまで言及することが仕事でも大切です。

ポイント② 鉄道会社に関連した内容で答える


ポイントの二つ目は、鉄道会社に関連した内容で答えること。
極端な例ですが、↓のような回答はダメです。

「私の弱点は、ストレートの球速がイマイチなところです」
「球速を伸ばすために、下半身の強化に取り組んでいるところです」

これ、鉄道会社に関係ないですよね。
会社側も評価のしようがありません。

では、具体的にはどんな感じで答えればよいか。

これは、私が過去に書いた「強み」に関する記事が参考になるかと思います。
たとえば、「厳しい指導にも負けない打たれ強い人」は鉄道の安全を守れる資質がある、という記事を過去に書きました。
逆に、「自分はあまり打たれ強くないよ」という人は、↓のような答え方が考えられます。

私の短所は、あまり打たれ強くないところです。
しかし、鉄道会社は安全を守れる人材を育てるために、厳しい社員教育を行うとOB訪問で聞きました。
今のままではいけないと感じ、
打たれ強さを身につけようと、あえて厳しい体育会系のサークルを選んで入りました。


OB訪問などで、「鉄道マンに必要な資質とは?」と聞いて、それが自分に備わっているかを考える。
備わっていなければ、それが自分の弱み。
それを克服するために何をしているか?

こういう手順で考えればよいでしょう。

もちろん、↑の文例でいえば、「打たれ弱さを克服するために何をしているか?」の取り組み自体が存在しなければ、このような回答はできません。
説得力のある回答をするために必要なのは、小手先の面接テクニックではなく、学生時代に課題を設定して取り組んだ経験があるかどうか、ということですね。

まとめ


長くなったので、まとめましょう。

・弱みを強みに変換する手法は疑問
・「弱みを克服するために何をしているか」にまで触れる
・内容は、鉄道会社に関連したことで


鉄道会社を目指す学生さん、何かの参考になれば幸いです。


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