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天竜浜名湖鉄道・気賀駅「貴長塩ラーメン」 麺の美味さが際立つ逸品

ラーメン、つけ麺、僕イケメンOK、フゥゥゥー!

初めて食べたときに「何コレ超うめぇ!」と驚いたラーメン。みなさんには、そんな珠玉の一杯(?)の経験があるでしょうか?

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『らあめん清流房』の濃口らあめん。ニンニクを揚げた牛脂のコッテリ感と、鮎の煮干しの風味がマッチして絶妙(『らーめん才遊記』9巻より)

実は私、鉄道グルメでそんなラーメンに出会ったことがあります。舞台は、静岡県を走る第三セクター・天竜浜名湖鉄道の気賀駅に併設された『貴長』というラーメン屋さん。そこの看板メニューである「貴長塩ラーメン」について語ります。

静岡県の「天竜浜名湖鉄道」はグルメの宝庫

みなさんは、静岡県の天竜浜名湖鉄道をご存知でしょうか。写真と地図(赤線が路線)をどうぞ。

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実はこの天竜浜名湖鉄道、鉄道グルメの宝庫なのです。典型的な地方ローカル線であり、無人駅が多いのですが、その無人駅の駅舎に飲食店が入居している、というケースがいくつもあります。

その一つが、気賀駅という駅に併設されたラーメン屋『貴長』です。

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ラーメン専門店ではなく、メニューは他にもいろいろ。食事満足度は高い

同僚に静岡出身の人がいるのですが、その人いわく、「静岡県のラーメンランキングでは必ず上位に顔を出す店」だそうです。看板メニューは塩ラーメン。というわけで、それを食すことにします。

【お詫び】写真はありません

さて、ここでお詫びというか言い訳を一つ。

料理の写真がない……

いや、実は私、弁当とかの写真を撮るのはいいのですが、飲食店で料理の写真を撮ることをあまりやらない人間でして……。特に、目の前に料理人がいるところでパシャパシャするのは、ちょっと気が引けてしまうのです。料理人によっては、「写真なんか撮ってないで、できたてを早く食べてほしい」と感じる人もいると知ってから、そうなりました。

(別に料理の写真を撮る人を責めるわけではないですよ、あくまでも私の考え方・流儀という話です)

少し話が脱線しましたが、ラーメンの写真はありません。申し訳ない。

というわけで、ここから先、ラーメンの美味しさを伝えるには、私の文章力にかかっています。

看板メニューは緑色(!)のラーメン!

まず特徴的なのは、麺の色。
なんと、緑色の麺なのです。
この麺には、幼稲の葉を粉末にしたものが練り込まれているとのこと。あ、緑といっても、お茶のような緑色とは少し違い、青がかった翡翠色(?)に近い感じです。

※注意 この記事を書くにあたって調べたところ、いまも麺の色は緑ではありますが、現在は「あおさ」を練り込んでいるそうです。私が食したときとは違いますので、ご注意ください。

塩ラーメンということで、澄んだスープ。具はチャーシューと味玉。それから、糸唐辛子が少しだけ添えられています。

緑色の麺と澄んだ塩スープ、チャーシューや味玉の茶色。ここに糸唐辛子の赤色が加わると、見た目がグッと良くなりますね。

麺が美味い! 個人的にはナンバーワンの塩ラーメン

さて、いざ実食。

麺が……麺が美味しい!

ラーメンというと、「スープが主役」の感が強いですよね。しかし、このラーメンは間違いなく麺が主役になっています!

麺を噛むと、爽やかな香りが口の中に広がります。これが練り込んである幼稲の葉の香りなのでしょうか。

実りの秋、稲が黄金色に輝く田んぼに立つと、そこを風が吹き抜けていった。そのときに感じる草の良いにおいが麺に宿っている。そんな味です(←どんな味だ)。

アレですね。
うどんや蕎麦だと、「かけ」「もり」「かまあげ」など、麺の美味さそのものを味わう食べ方がありますが、そういうのと同じような感覚で「麺がウマい!」と思わせてくれるのです。スープが美味いラーメンは数あれど、麺が美味いラーメンには、なかなか出会えないのではないでしょうか。

そして、纏った塩スープがいい塩梅で、麺の味を引き立ててくれます。なるほど、この麺には塩スープが合いますね。味噌とかだと麺の持ち味が殺されそうだ。

麺とスープの味、どちらかが突出していることなく旨味のバランスも整っていて、一体感があります。

いや、別に私はラーメンマニアじゃないので、全国各地の名店を回ったりはしていません。そんなラーメン経験値が乏しい私ですが、塩ラーメンのジャンルでは、この店より美味しいラーメンには出会ったことはありません。これは是非、みなさんにも食べてもらいたい。

……と書きましたが、先ほど述べたとおり、現在の麺に練り込まれているのは「あおさ」なんですよね。もうあの麺が食べられないと思うと、個人的には残念です。

【余談】静岡日記

あとは、本題とは関係ない余談。

このときは、将棋(私の趣味です)の大会に出るために静岡遠征をしました。全国大会優勝経験もある強豪と対戦したのですが、ラッキーパンチが炸裂して大金星を挙げたのが思い出です。

翌日は、天竜浜名湖鉄道を乗り鉄 + 気賀駅でラーメン。

天竜浜名湖鉄道はローカル線ということもあり、鉄道システム的にも特殊な点が多々ありました。発条転てつ器(スプリングポイント)と呼ばれるポイントが使われていたり、鉄道の安全の仕組みである閉そくのシステムが「電子符号照査式」というものだったり……。

途中の駅には、今はもう使われていない腕木式信号機や車両が残されていて、哀愁を感じました。(国鉄時代の遺物ですね)

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本記事の写真提供 エストッペルさん

本記事内の天竜浜名湖鉄道の写真は、駅員経験のあるはてなブロガー・エストッペルさんが運営する『旅と鉄道の美学』から拝借しました。写真使用の許可をいただき、ありがとうございました(^^)

『旅と鉄道の美学』は単なる鉄道旅の紹介にとどまらず、営業規則や切符、鉄道部品などにも触れています。鉄道有段者向けの「味がある」ブログなので、私のブログでは物足りないという人なら、かなり面白く読めるはずです。