現役鉄道マンによる鉄道雑学のブログ

趣味で鉄道好きな人はもちろん、就職・転職等で鉄道業界に興味がある人もどうぞ! 現役鉄道マンが、鉄道の雑学や裏話を語ります。

鉄道会社の労働条件 年間休日数は多いの?

こんばんは、現役鉄道マンのKYSです。

「働き方改革」という言葉がすっかり世間に定着しましたが、「ぶっちゃけ、鉄道会社の労働条件ってどうなの?」と気になる人も多いでしょう。
最近は、「働きがい」や「やりたいこと」の他にも「労働条件の良し悪し」を重視する学生の方も増えていると思われます。

というわけで、今回から数回にわたって、鉄道会社の労働条件に関する話をしていきますね。
労働条件といえば、次のような単語がキーワードになるでしょうか。

 年間休日数
 年次有給休暇
 労働時間
 賃金
 残業

今回は、この中から「年間休日数」を取り上げます。

 

年間110日くらいが相場


さて、まずは↓の数字をご覧ください。
JR各社の今年の採用情報ページから、年間休日数を拾ってみたものです。

 JR北海道 112日
 JR東日本 114日
 JR四国  107日
 JR九州  110日
 JR貨物  108日

JR東海・JR西日本、そして大手私鉄は「週休2日」「2週4休」といった表記が多いです。
1年は約52週ですから、105日くらいの休日数になります。

というわけで、大手鉄道会社であれば、110日前後というのが“相場”だと読み取れます。
ちなみに、私が勤める会社もそんな感じです。

では、中小鉄道会社はどうなのでしょうか。

実は私、地方の某中小私鉄に勤務経験のある方から「ウチは年間休日100ないよ」という話を聞いたことがあります。
また、別の中小私鉄の方は「人手が足りないから休日出勤が多くて……」と嘆いていました。

じゃあ中小鉄道会社は休日数が少なくてイカンのかというと、そういうわけでもなくて、

「ウチは年間休日が120日。しかも休日出勤は少ないし、超ホワイトです(笑)」

こういう中小私鉄の方もいました。
ああああ羨ましいわぁちくしょう

中小鉄道会社は、会社によって休日数がだいぶ違うのが実情で、相場が読み取りにくいです。
私の勝手な印象ですが、やはり財務状況と年間休日数がある程度比例しているケースが多いように思います。

結局はOB・OG訪問での情報収集が大切


さきほど少し触れましたが、人手が足りないなどの理由で休日出勤が常態化しており、実質的な休日数が公表されている数字より少ない場合があります。

会社説明会やホームページの採用情報では、「良い情報」しか開示しません。
「ウチの年間休日数は120日。でも、休日出勤が多いです」なんて、採用担当者は口が裂けても言いませんからね。

ですので、そのあたりの“生情報”は、OB・OG訪問で拾うのが必須です。
OB・OG訪問なら、「実はウチの会社はねえ……」と教えてくれる場合も多いでしょう。

労働日なのに「休日感覚」の日がある


実は、駅員・車掌・運転士といった「現業職」に関していうと、休日数以上に「フリーな時間」は多いです。

これら現業職は、泊まり勤務が一般的です。

たとえば、今日の朝9時に出勤して、明日の朝9時に勤務終了、という具合です。
一回の泊まり勤務で、今日・明日の2日分働いたとカウントされます。
(2日目の勤務終了日のことを「泊まりあけ」や「非番」と呼びます)

この例だと、朝9時に仕事が終わった後はフリーです。
つまり、労働日だとカウントはされますが、朝9時以降はフリーという、休日に近いような感じになります。

泊まり勤務を一緒に終えた同僚と昼呑みに行ったり、帰ってから家族と出掛けたり、疲れたなら寝ればいいし、ホントに休日感覚ですね。
私も、そういう時間を活用してブログの記事を書いています。

(あ、朝9時終了はあくまで一例であって、もっと遅い時刻になる例はいくらでもあります)

ですので、現業職に関していえば、年間休日数以上に「フリーな時間」は多いです。
泊まり勤務主体だと身体は大変ですが、こうした「隠れたうまみ」もありますよ。