事件である。どうやら、当ブログに3(三)の呪いが掛けられたようだ。
やれやれ、厄介なことになった。数多のブロガーの中でも、こんな事態に遭遇する人はごく一部らしいが、まさか私が巻き込まれるとは。「君子危うきに近寄らず」なんて言葉があるけど、向こうから近づいてくるんだから避けようがない。ま、そもそも私は君子ではないがね。
それはともかく、3(三)の呪いを解くためには、3(三)という数字・文字が出てくる鉄道雑学をたくさん紹介しなければならない。突然な展開でアレだが、読者のみなさん、ちょっとお付き合い願いたい。
雑学1
現代の電車が搭載しているモーターは、三相交流を使って回転させるタイプが一般的である。
雑学2
JR北海道・JR四国・JR九州の3社をまとめて三島会社と呼ぶ。
雑学3
三田線という鉄道路線は日本に2つ存在する。都営地下鉄・三田線と神戸電鉄・三田線。
雑学4
第三セクター鉄道で最長の営業路線を持つのは、岩手県の三陸鉄道である。ちなみに私は、牡蠣は好きだがホヤは苦手である。
雑学5
東海道本線&新幹線の三島駅の近くには、JR東海の研修センターがある。JR東海の営業エリアの東端にあるため、西に住む社員は大変ではなかろうか。本社の名古屋よりも、JR東日本の本拠地・東京からの方が近い。
雑学6
三重県の三岐鉄道沿線には、貨物列車をテーマにした鉄道博物館がある。貨物列車好きなら必見。ただし、営業日が限られているので注意。
雑学7
2022年現在、「三」の字が使われているJR路線は、九州の三角線のみ。以前はJR西日本の三江線があったが、2018年に廃止されたのは鉄道ファンならご存知の通り。
雑学8
青函トンネルは、新幹線(レール幅1,435mm)と貨物列車(1,067mm)の両者が走行可能だが、それは「三線軌条」という仕組みによるものである。
雑学9
電車なのにパンタグラフがない車両がある。上空に架線を張るのではなく、給電用のレールを車両の足元に設置した「第三軌条」という仕組みで走る。地下鉄に多い。上に架線を張る方式だと、トンネル断面積が大きくなり、すなわち工事のコストが増えるから。
雑学10
鉄道事業には、第一種・第二種・第三種がある。たとえば、東北の青い森鉄道は自身で線路を所有していない。線路所有者は沿線自治体の青森県であり、青い森鉄道は青森県から線路を借りて列車を運行している。青森県のように、線路を所有してはいるが自身で列車の運行はせず、他人に線路を使用させる(貸す)のが第三種鉄道事業。
雑学11
岡山県の三石駅付近では、貨物列車が夜間にシカとよく衝突している。そのため、シカの幽霊が頻繁に出るとJR貨物の運転士から聞いたことが……ない。
雑学12
本ブログ『現役鉄道マンのブログ』は、開設から3年が経ち、4年目に突入した。ブログを3年継続できる人は少ないらしいが、当ブログを読んでくださる読者のみなさんのおかげで、ここまで続けることができました。これからもよろしくお願いします。
これにて3(三)の呪い、解除!
他にも3(三)の雑学をご存知の方がいらっしゃったら、教えてください。