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【鉄道会社への就職】「強み」をどうアピールするか?(3)

以前、「就職活動で自分の強みをどうアピールするか?」に悩んでいる鉄道志望の学生さん向けに、記事を2本書きました。今回は、そんな人向けの記事第3弾です。

鉄道会社に「強み」をアピールするための基礎知識

↓が以前書いた2本の記事です。

「強み」をどうアピールするか? 基礎知識編

以上の2記事の内容をカンタンにまとめておきます。

強みとは、「相手が求めるもの」とマッチして初めて意味があります。たとえば、160km/hの豪速球が投げられるとしても、それは鉄道会社が社員に求めるスキルとは合致しないので、強みとしてアピールしても無意味です。

では、鉄道会社が社員に求めるものとは何か? それはやはり、「安全を守れること」です。

現役鉄道マンである私が考える「安全を守れる人」とは、以下の通りです。

  • ラクな方向に流されない人
  • 厳しい指導にも負けない打たれ強い人
  • 上司や先輩にも物怖じせず意見を言える人
  • 同調圧力に屈しない人
  • 人の言うことを鵜呑みにしない人
  • わかりやすい説明ができる人
  • 「他山の石」を活用できる人

今回の記事では、この中から「上司や先輩にも物怖じせず意見を言える人」を解説します。

「上司や先輩の仕事は正しい」と考えるのはNG

まずは、鉄道マンを目指す学生さんに、↓の言葉をプレゼント(?)します。私がまだ20代の若造だったころ、当時の上司から教わったことです。

「人間は誰でもミスをする。だから、『上司や先輩がやった仕事だから大丈夫』という考え方は絶対にするな」

「他人のやった仕事をチェックするときは、間違いがあるという前提でチェックしろ」

「それは相手の人間性を疑うとか、粗探しをするとか、そういう意味じゃない。ミスをしない人間なんていないからだ」

これらの教えのキモは、「人間は間違える生き物である」=「上司や先輩が言っていることが正しいとは限らない」ということです。

「なにを当たり前のことを」と思うでしょう。そう思った人は、次の質問に答えてください。

社会人になったとき、上司や先輩の仕事を「間違ってるかも」と疑いの目で見ることができるか? 間違いを発見したときに、上司や先輩相手でも指摘できる自信はあるか?

上司や先輩にモノを言うことは難しい

おやおやぁ? 今度は「そんなの当たり前じゃん」という声が聞こえてこないですねぇ(^^) そうです。上司や先輩の仕事を疑ったり、ましてや「間違ってますよ」と指摘するのは、非常に難しいのです。

上司や先輩も人間ですから、間違いを犯すことはあります。もしその間違いがスルーされたら、安全を脅かす事態になるかもしれません。

ですから、上司や先輩相手にちゃんとモノを言える人は、間違いなく「鉄道の安全を守れる人」の資質があります。

強みをアピールするための文例

「自分は目上の人にもモノを言える」と自覚している学生さん、エントリーシートや面接での自己アピール場面では、↓のような感じで面接官に“エサを撒けば”いいでしょう。

私の強みは、先輩相手にも臆せずモノを言えるところです。
人間である以上、上司や先輩もミスをします。ミスを見つけたときに、「自分より上の人間だから」と黙っているのではなく、「間違ってますよ」と言えること。チームとして鉄道の安全を守るためには、その勇気が必要だとOB訪問で教わりました。
私は、たとえ先輩相手でも、変だと思ったことはキチンと言える人間です。学生生活で、そういうことを何度か経験しました。私の性格や経験を活かして、鉄道の安全に貢献したいと思います。

こうすれば、「具体例を聞かせてください」と質問されるはずですから、そこで詳しく語ればOKです。

ただし、内容がやや挑発的になるだけに、少し注意が必要かもしれません。もし私が面接官なら、「そこまで言うなら少し意地悪してやるか^^」という気になります。具体的には、わざと変なことを言ってから、「あなたはどう思いますか?」と質問し、学生が反論してくるかどうかを見る、という具合です。

モノを言う勇気・度胸の源は「知識」

最後に、「どうやったら上司や先輩相手にモノを言う勇気・度胸が持てるか?」について述べておきます。

私の考えでは、必要なのは知識です。

そもそも論ですが、正しい知識がなければ、「間違ってますよ」と相手に指摘しようがありません。別の言い方をすれば、「キチンと根拠を示せるか?」です。

勇気や度胸というのは、知識と一体的なところがあります。しっかりした知識を持っていれば、「自分は正しい」と自信が出てきて、勇気・度胸につながります。逆に、あやふやな知識では自信が持てませんから、肝心なところで一歩踏み込めません。

まあ早い話、上司や先輩にモノを言うためには、しっかり勉強しろってことですね。

結局、鉄道の安全を守るために必要なのは「正確な知識」です。正確な知識を積み重ねることが、「安全意識」にもつながるのです。


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