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列車とクマが衝突 他の動物と違って運転再開に長時間かかるケースも

「列車と動物の衝突」は、決定的な対策が打ち出せず、長年にわたって鉄道会社を悩ませている事案です。今回の記事は、その実態や裏話を紹介する『列車 vs 動物シリーズ』の第5弾ですが……まずは一つニュースを紹介。

2021(令和3)年5月8日、北陸新幹線が軽井沢付近でクマと衝突。30分ほどの遅れが発生した。

「列車と動物の衝突」というと、シカや鳥が一般的なイメージですが、実はこのようにクマがぶつかることもあります(・(エ)・)

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ぼくはクマ、クマー、クマー、クマー

今回は、新幹線とクマが衝突しました。高速で事故ったので、間違いなくクマは天に召されたはず。ですので、車両点検をして遅れ30分で済んだのでしょう。

これが在来線だと、もうちょっと面倒です。

列車と衝突すれば、クマといえども死ぬのが一般的。が、死んだように見えるけど、気絶しているだけで実は生きていることもありえます。その場合、車両点検等のために外に出た乗務員が襲われた、なんてことになったら大変ですよね。

どこからどう見ても100%死んでいる(原形を留めないほどミンチになっているとか)なら、外に出ても大丈夫でしょうが、微妙なときはどうするか?

こういう場合は、猟友会に頼んで死体の始末(もし生きていれば駆除)をしてもらうしかありません。当然、すぐには来られないので時間がかかります。シカなどと違って、非常に厄介なのです。

いや~、クマったクマった……とか言ってる場合じゃない。

実際、クマとの衝突後に長時間立ち往生してしまったケースもあります。

列車 vs 動物シリーズ 記事一覧

鉄道会社を悩ませる動物との衝突


線路上に動物を発見! 衝突の回避率が最も高い意外な方法とは?


天然記念物・ニホンカモシカと列車が衝突! どうなる?


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本記事の写真提供 Rob-Royさん

本記事内のクマの写真は、『数万人に一人の病気 褐色細胞腫になったときの体験談』を運営するはてなブロガー・Rob-Royさんにいただきました。ありがとうございました(^^)

『数万人に一人の病気 褐色細胞腫になったときの体験談』は、いわゆる闘病記のブログ。入院や手術の知られざる(?)様子が詳しく書かれていて、かなり面白く読めます。なお、ブログ主のRob-Royさんは鉄道好きだそうです。